{0CB5B333-5F3A-4AB6-B082-A77C380A5477}

【見れる動画サイト】
・Netflix
・Fulu
・Amazonプライムビデオ
・U-Next

【作品情報】
監督:ロバート・ゼメキス
原作:フォレスト・ガンプ 
出演:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ハーレイ・ジョエル・オスメントほか

【あらすじ】
物語はフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)が、バス停のベンチで見ず知らずの人に自分の半生を語る形で進んでいく。

生まれつき知能に障がいのあるフォレスト。子供の頃は身体も不自由で、矯正器具無しではまともに歩くことも出来ず、街を歩けば好奇の目に晒された。

しかしフォレストの母は彼を特別扱いはせず、一般の公立小学校に入学させた。

登校初日、スクールバスに乗ると生徒達から奇妙がられ、誰も隣に座らせてもらえないフォレストだったが、唯一隣を空けてくれた少女がジェニーだった。以後2人はどこへ行くのも一緒になり、フォレストはジェニーに想いを寄せるようになる。

年を重ね、高校に進学しても2人は一緒だった。
ある時、2人が下校していると後ろからいじめっ子達が車でフォレストのこと追いかけてきた。

「走って!フォレスト!」
とジェニーが叫ぶと、その声に本能的に従ったフォレストは、矯正器具をバラバラとまき散らしながら瞬く間に走り去っていった。長年の矯正を経て、彼はいつの間にか瞬足を手に入れていたのだ。

この瞬足が大学アメフトチームのスカウトマンの目に止まり、フォレストは大学へ進学することが出来た。

その後もフォレストは人に助けられながら、そして人を助けながら、ただまっすぐ人生を走り抜けていく。

人を大切にし、運を味方につけることで、ハンディキャップをものともせず数々の成功を収めていくフォレストの半生を描いたヒューマンドラマ。


【レビュー】

「人生はチョコレートの箱。開けてみるまで分からない。」

冒頭でフォレストが口にするこのフレーズが映画の全容を表しています。

様々なハンディキャップを抱えながら、大学では全米代表選手に選出され、ベトナム戦争では栄誉勲章を受賞し、始めたビジネスは成功、株も大儲けと数々の成功を手に収めたフォレスト。

しかしそれらの結果はフォレストにとってはとるにたらないことで、いずれも友人、恋人、家族を深く愛した結果に過ぎませんでした。

成功とはその人の人格に裏打ちされてもたらされる。
そして人格とは、他人を思いやる気持ちから形成される。
そんなメッセージを感じました。

流石に彼の人生は上手くいきすぎてて現実味はありませんが(笑)

それでも人生で一番大切にすべき本質に迫るような映画だと思います。
それゆえに公開から20年以上経った今でも多くの人々から愛されてるのではないでしょうか。

第67回アカデミー賞 作品賞ならびに第52回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品です。


(余談ですが、ロサンゼルスのサンタモニカや東京後楽園にも店舗のある「ババガンプシュリンプ」はこの映画をモチーフとしており、もしフォレストとバッバがエビ料理のお店を出していたら、というコンセプトで作られてるそうです。作品が好きな人は是非足を運んで見てはいかがでしょうか。)

【オススメ度】
★★★☆☆