今日もいいお天気でしたね~。
そんなこんなで~先日観劇した、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の感想を・・・
ヤマトタケル・・・名前は聞いたことはありましたが、お話の内容など詳しいことはあまり知りませんでした。
かなり大ざっぱにいうと、双子兄弟の兄を誤って殺してしまって、父(帝)の命で2度征伐に行かされる。で、2度目の帰途のときに山神を退治するように(父(帝)から)言われ、神を倒したものの、負傷してしまって故郷に帰り着くことなく死ぬ。・・というお話。
(スミマセン、かなり大ざっぱです)
ヤマトタケルはとっても心の優しい、強い人。で、何もしなくても女の人が寄ってくる(笑)
双子の兄を好きだった女の人が、兄の死後、弟のヤマトタケルを好きになって結局結婚しちゃったり、結婚した女の人の妹からも好かれて、征伐の際に一緒に連れて行って「恋人」みたいな関係になっちゃったり・・・最後には側室も一人もらってました。
とにかく、モテまくってました(笑)
なかなか父と気持ちが寄り添えなくてかわいそうでしたが、最後の最後は「これから大和の国もよくなっていくんだろうな」というような終わり方でした。
(お話の内容も大ざっぱにしか理解できてない上に、ちょっと難しい言葉も出てきてたので、多少間違って理解しているところもあるかもしれませんが、どうぞご了承くださいませ)
お話の中(演出)で面白かったところは・・・
最初の熊襲征伐のときの首領タケル兄弟の衣装の後ろ側に
兄・・・タコ
弟・・・カニ
というふうに刺繍(モコモコしていて、中にワタが入ってる感じ)がしてあって、可愛らしかったです。
あと、山神を退治するときに白いイノシシが最初やってくるんですが、これ、毛の部分がシャラシャラしてて(よく運動会なんかで使うボンボンみたいな感じ)結構かわいらしくて好きでした(笑)
結局はこのイノシシが山神で、足を噛まれたりして苦戦するんですけどね。
その他にも、わりと笑えるところもあって楽しめました!
それで、歌舞伎初体験の私が言うのもなんですが、それぞれの俳優さんについて一言。
市川右近さん(ヤマトタケル)
目鼻立ちがはっきりしていて、正統派!というようなお顔立ちと演技で、お声もステキでした。
市川段治郎さん
普通のお写真ではそんなに思わなかったんですが、お化粧されるとより、目が切れ長に見えてちょっと驚きました(笑)
が、背も高くてステキでした。
市川笑三郎さん
お婆様の役でしたが、ユーモアがあって楽しませていただきました。
もちろんステキでした。
市川笑也さん
とってもお綺麗でした。
お衣装も藤の花をイメージしたものがあったり、とっても豪華でした。
男の人だなんて思えませんでした(笑)
市川春猿さん
トーク番組などで拝見するのとは違って、と~ってもお綺麗でびっくり!!
とても女性らしくて笑也さん同様、男の人だなんて思えません。
市川猿弥さん
父(帝)の役では声がお一人だけ聞こえにくかったんですが・・・体調でも悪かったのでしょうか?!
それがずーっと気になって見てました(笑)
市川門之助さん
いわゆる後妻の役で、背も大きくてかなり貫禄があって、正直女性には見えにくかったです。。。
いろいろ企みを持っている役というのもあり、けっこう怖かったです(笑)
市川弘太郎さん
ちょっと太めな方で、愛嬌が合って好きです(笑)
・・・主要な方は、こんな感じの印象でした。
最前列の上手側のお席だったので、花道での演技は多少首が痛くなったり、舞台上の足が見えなかったりしました。
あと、タライみたいなのが客席に落ちてきたり、紙ふぶきがかかったり、ドライアイスが大量に流れてきて寒かったり・・・ちょっと大変でした(笑)
そうそう、おしろいらしきいい匂いもしてきました!!
それから、最後のカーテンコールでは目の前に春猿さんがいらっしゃって・・・お顔を見たかったけど、あまりにも近すぎて恥ずかしくてなかなか見れませんでした。
・・・劇中も近くに来た俳優さんをなかなか見れませんでしたけど。。。
特にカテコでは何十人もの男の方が客席を見ている&歌舞伎に対する誇りのようなものが感じられて、とても素敵でかっこいいなぁと思いました。
というわけで、初歌舞伎でしたがスーパー歌舞伎だったのでとても分かりやすくて好きになりました。
ミュージカルとはまた違って、言葉ではうまく表現できないですが、とても魅力のあるお芝居だなぁと思いました。
・・・いかん、歌舞伎の魅力にハマッてしまったかも(笑)
歌舞伎の要素と現代の演出がコラボしてて、とってもステキだったんですよね~。
お衣装も豪華でステキだったし!!
時間がたつのが早かったし・・・でも、3幕は静かな感じだたのでちょっとダレましたが。。。
立ち回りとかバック転とか、あれはもうアクションでしょう!!
ミュージカルでもあんまり見たことないですよ!!
そんなこんなで・・・歌舞伎の魅力にハマリそうなもりっちでした。