欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ初戦、グループDのミランは好調な戦いぶりを見せ、

ホームでベンフィカに2-1と勝利。元ミランのルイ・コスタにはサンシーロのファンから盛大な拍手が送られた。

 アテネでのリバプール戦と同じような試合展開となり、ピルロのFK(今回は誰も触らなかった)とインザーギのゴールでミランが2点を先行したあと、終了間際に相手のセンターFWが無意味な1点を返した。とはいえミランのサポーターにとっては、リバプール戦以上に安心して見ていられる試合だった。

 負傷を抱えていたにもかかわらず、ピルロが素晴らしいプレーでチームを指揮し、ミランは序盤からベンフィカを圧倒。カカやアンブロジーニが立て続けにゴールに迫ったあと、前半9分には背番号21(=ピルロ)が自ら先制点を奪った。FKはGKキムの届かない軌道を描いて、ゴールへと突き刺さった。
 ベンフィカは明らかに力不足で、ミランはカウンターで容易に相手ゴールを脅かしていた。試合を決定付ける2点目が生まれたのも鋭いカウンターから。カカからボールを受けたピルロが絶妙なラストパスを送り、インザーギが右足のボレーでキムを破った(24分)。
 ベンフィカは2点目を奪われる前に、オスカル・カルドソのシュートが惜しくもポストをたたいた場面もあった。30分を過ぎると、一息ついたミランに対してベンフィカがゴールに迫る場面もあったが、GKジーダはシエナ戦のようなミスを犯すこともなく確実にゴールを守っていた。

 後半はさらに試合がペースダウン。ミランはそれでもベンフィカのゴールを脅かしていたが、インザーギやカカのシュートは正確性を欠き、キムのファインセーブもあってリードを広げることはできなかった。
 87分、すでに敗戦を悟ったベンフィカのカマーチョ監督は、ルイ・コスタを交代。かつてのサポーターから拍手を受けながらピッチを去るための配慮だった。92分、ルイ・コスタと同じくイタリアでのプレー経験があるヌーノ・ゴメスが、ゴール前でのチャンスボールを押し込んで1点を返したが、すでに試合は終わっているも同然。無意味なゴールだった。

→2連覇へ好発進。