オシム日本に最強ライバル…エメルソンがカタール帰化


 J1浦和や川崎などで活躍しカタール・リーグへ移籍したFWエメルソン(27)が、カタール国籍を取得したことが5日までに分かった。関係者によると、カタール代表入りできるのは2年以上の住居が条件となるほか、国際サッカー連盟(FIFA)の条件をクリアする必要があるが、代表入りすればオシム・ジャパンの2010年南アW杯予選突破へ、難敵が出現することになる。

 日本で爆発的な得点力を発揮した“エメ”がオシム・ジャパンのライバルになる可能性が高まった。03年Jリーグ得点王のエメルソンはドイツW杯前からカタール国籍取得に動いていた。現在も同国のリーグ、アル・サードで活躍し、得点力は健在だ。

 エメルソンは05年のJリーグ中断中に、家庭の事情を理由にブラジルに帰国したが、再来日せず電撃的に中東カタールへ移籍。札幌や川崎時代も練習に遅刻するなど騒動を起こす一方、爆発的なスピードとシュートセンスで日本人DFを翻弄(ほんろう)してきた。

 移籍してわずか1年だが、人口70万人のカタールはスポーツ振興のために外国人の国籍取得に関しては寛容で、本人の意思が影響するという。そのための実現となったが、即代表入りとはならない。関係者によると代表入りまでは2年以上の居住期間が必要。また、エメルソンはJリーガー時代に日本国籍取得に動いたが、その際、ネックになったのがU-19ブラジル代表に選出されたことがあること。当然カタール代表となる際も当てはまりFIFAの規定に反しないかが重要になる。

 早くても07年夏以降だが、実現すれば10年南アフリカW杯のアジア予選に挑む日本代表に強敵が出現することになる。多くの日本人DFが手を焼いたストライカーが中東の強敵として現れるかもしれない。

 ◆エメルソン(本名マルシオ・エメルソン・パッソス)1978年12月6日、ブラジル生まれ。27歳。サンパウロFCから2000年J2札幌に移籍。J2川崎(01年1月~7月)、J1浦和(01年8月~05年7)で活躍。J1通算100試合71得点。05年7月アル・サード移籍。06年1月に、年齢詐称と二重出生記録提出でブラジル連邦警察に逮捕されている。171センチ、69キロ。

 ◆カタールのサッカー事情 膨大な石油マネーを誇る王族の号令のもと、2003年以降、各クラブは元アルゼンチン代表FWバティストゥータらを次々と獲得。現在も元ナイジェリア代表MFオコチャ(QSC)らが在籍。代表も07年アジア杯予選では4連勝で早々に本大会出場を決めるなど急成長。FIFAランク63位。監督はボスニア・ヘルツェゴビナ人のムソビッチ氏で、かつてはトルシエ元日本代表監督も指揮した。日本との戦績は2勝2分け。

→レッズファンならエメルソンの怖さを良く知っているでしょう。

しかし、今の代表DF陣はレッズ中心でエメのこともよく知っているので問題ないでしょう。