うれしいことがありました。
かれこれ10年ほど前、カウンセリングの勉強をしながらファミレスでバイトをしていた時のことです。
勉強のため毎日通っていたファミレスの雰囲気がよかったので、そこで働きたくなってしまったのです。
バイトに入ってすぐに教育係についてくれたのは当時、学生で就職間際だった20歳の男の子でした。
彼が就職の為、退職するのでその後任としてボクが入ったのです。
その頃の彼は自信タップリでお店では先頭に立って切り盛りしていて自信にあふれていました。
その彼が退職した後、同じシフトで働いたのは美容師を目指している女の子でした。
ディナーの時間を二人でバリバリと「まわす」のはそれは大変でしたけれども、楽しい時間でもありました。
その後、二人共退職しそれぞれの道に進んでいったわけですが、美容師の見習いさんにはカラーのモデルやカットのモデルが必要です。
時々モデルになりながら彼女に会うのは、若い人の成長を見られる数限りないチャンスでもあったし、美容師の知り合いは彼女だけでしたからボクにとっても誇りでした。
その後、彼女は体を壊し美容師の道は断念したわけですが、しばらくしてこんなはがきが届きました。
結婚式のお便りです。
おっ!すごい。結婚かあ!
と思って見てみるとお相手はバイトで一緒だった、ボクの教育係を努めてくれた男の子でした。
付き合っていたとは聞いていましたが本当にゴールインをするなんて。
なんだかすごく嬉しくなってしまいました。
あれからずいぶん経つのにボクのことを忘れずにいてくれた二人に感謝です。
そして久しぶりに彼と彼女に会い食事をしました。
彼は社会人になって、そしてすっかりとおじさんになり(笑)あの頃の尖った自信ではなく柔和な物腰を持つ大人になっていました。
10年前の彼は小さくてどこか頼りなげな感じでしたが、今は身も心も大きくなったのです。
当時の彼女とこんなことを話したことを思い出しました。
「Aさんはきっと大きな人と結婚するよ」
大きな人・・・そうボクはなんとなく感じたのです。
あの時の大きな人のイメージは彼が大きく成長することを暗示していたのでしょうか?
それはボク自身にもわかりませんが、結果として大きくなった彼と結婚することになったのです。
この結婚はきっと幸せな結婚になることに間違いありません。
だって、10年前にボクが見ていたとおりだからです