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こんばんは。森田遊です。


しかし こんな朝から暑いと、やってられまへんなあ(笑)……


地球温暖化、地震、不景気……………


まったく、一年先が、まったく見えない世の中ですね。


毎年大晦日にNHKで、紅白歌合戦が終わると、「行く年 くる年」という番組で、お寺で除夜の鐘を鳴らす中継ありますよね。

あそこは、言わずと知れた、福井県の山奥にある 「永平寺」なのです。


私は仏教なせいか、昔からお寺や神社が大好きで、なぜか落ち着きます。


今から10年前、夏に福井県出身の南君(彼は早稲田大学を出て、かの有名なオ-ディションという雑誌を作った人です)
とまいちゃんで永平寺に行きました。


確か、まいちゃんのママがお家を出て行き、娘と二人で、夏休み京都の「天橋立」というところに、旅行行ったついでに、福井県に里帰りしてた南君のところに行きました。


実はこのまいちゃんとの旅行…………気晴らしで行ったつもりが、なぜかホテル、観光地………あちこちで家族ずればかりで、小さな子供が食事中に「ママ ママ~~~」と 楽しそうにしてる家族を目の当たりにして、


当時小学6年のまいちゃんとわたしは、そのたびに撃沈しまして「ちょっと勘弁してくれよ(笑)」みたいな旅行でした。


まいちゃん 口数少なくなっちゃうし(泣)


で、京都から特急電車で、福井にいきました。


わたしは一度永平寺に行きたくて………



なぜなら その永平寺は、たくさんの若い青年が住み込みで、修業をしているのです。


確か四時半起きで、炊事、お掃除、そして座禅、お経…………



過酷な暑さ、寒さの中で修業をしているのです。



そして私達が永平寺に行くと、若い修行僧の方が、お寺を案内してくれるのです。



非常に歴史が古く、心がそこにいるとなんとも言えないほどの、感情が生まれます。



今日はその永平寺の「道元禅師」が書いた、一冊の本をご紹介させて頂きます。



(どう生きるか…………)

「生まれて死ぬ一度の人生をどう生きるか

それが仏法の根本問題です。


長生きすることが、幸せでしょうか


そうでもありません

短命で死ぬのが不幸でしょうか


そうでも ありません


問題はどう生きるかなのです。」


わたしはこの文章に深い感銘を当時うけました。


もう二つ。


(無常ならざるもの)


「生まれたものは死に 会ったものは別れ
作ったものはこわれます
時には矢のように去っていきます

すべてが無常です。

この世において
無常ならざるものはあるでしょうか」



最後に………

(仏道の祈り)

「奇跡がおきることを望んだり

超能力を得ることを祈ったり

事業の利益を祈願する宗教もありますが

仏教は 世を導き人を助けることを願う宗教です

仏道の祈りは 親がわが子を思う 祈りと同じなのです」


私は、人生にいきずまると、必ずこの本を読み、自分の弱さ、愚かさを恥じ、心を引き締めます。


ただ私も、まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ………


人生の修業が足りないせいか、酒は飲むし、タバコは吸うし…トホホ(泣)…………



ああ……………情けない………


来月から8月………少しずつ少しずつ、気を引き締めていきたいと思います。


ありがとうございました。

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若い修行僧さんたちの座禅です

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山奥にある永平寺 冬は極寒です。このお寺に何百人もの修行僧が暮らしてます

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