こんにちわ。森田遊です。

日曜日、まいちゃんを七夕まつり真っ盛りの平塚駅に送り、
まいちゃんの彼氏を彼女は駅で1人で迎えました。


一通り2人で七夕まつり見るというので、

 私は、「どうぞどうぞ(笑)」

 そう言い、とっとと車で帰りました。

 そりゃそーでしょ………

まいちゃんの彼氏と初対面で、超混んでる祭りを3人で見る…………

どう考えてもおかしい………というか、嫌だ(笑)

4時頃2人でお家に来るというので、私の両親はそわそわ……


私は自分の部屋で競馬中継を上の空で見ながら見ながら、
「ああ…………初対面の入り方というか、なんて声かけよう………
一階の両親がどうせしゃべってるんだから、途中から登場しよう………」

などなど、まったく意味もない、とんちんかんな
お見合いの相手待つみたいな(笑)……



どうやらチャイムが午後4時すぎ鳴りました。


「パパ、3人で夜ご飯食べるとこ、決めといてね……」



行く前、まいちゃんに言われましたが…………



この七夕まつり真っ盛り…………行き当たりばったりしかありません………



とりあえず、私は2階で深呼吸して、鏡で顔チェック(笑)、服装チェック…………



最後に睨みをきかした顔チェックと笑顔の顔チェック(あほか……笑)


1階の扉の我が愛するまいちゃんの隣に、一人の青年が笑顔で座ってました。



「ん?…………いい顔してる…………なんだこのインスピレーションは…………」


私は笑顔で、娘の彼氏に
「よう!!!!!しょうちゃん……………俺がまいちゃんのパパだよ…………
いい顔してるね~~~うん、いい男だ!
写真より、全然いい顔してる………」


そう言い、彼の顔を見て強く手を握りました。


彼は優しい手をしてました。


その間、数十秒…………私は彼の目を笑顔でずっと見てました。


彼はちょっと恥ずかしそうに、私をずっと笑顔で見てました。


私は、ほんの二言三言彼にしゃべりましたが……………

私は彼に笑顔でこれだけ言いました。
「しょうちゃん…………僕はまいちゃんが小さい時から、
当たり前だけど、まいちゃん命で生きてきたの。
11年前、ママが出ていってからは、いつまいちゃんのために死んでもいいと思って、
今日まで生きてきたの。
だからしょうちゃん………まいちゃんを大切にしてね。」

彼は笑顔で、「わかりました」私に言いました。

まいちゃんはいきなりの私のジャブに撃沈してました(笑)。
でも事実ですから………………………………しかし………彼は、素敵な人でした。


まいりました。


安心しました。


一瞬で、「この二人は結ばれるな!!!いやそうなってほしいというか…………
そうなるな……」


まだ一ヶ月しか付き合ってない二人………


でも私のインスピレーションは当たるのです。


母親は気仙沼のあやこさんから送られてきた、
素晴らしいホタテ貝を焼いてくれました。


超美味しかったらしく、彼は喜んでました。

しばらくして、タバコ吸おうとしたら娘に、
「パパタバコやめて!!」


「はい…………」


私は1階での会話をそこそこにし、
一人2階に行きタバコ吸いました。


「う~~~~~ん………なんだあの彼の笑顔は…………
ズルさとか自分をよく見せようとか…………
まったくない本当の優しい笑顔だ………」


私はしばらく呆然として、
2階にある神棚に手を合わせ、感謝しました。


私はまいちゃんに「まいちゃん………彼は本当にいい男だよ!!
パパはいろんな若い人を見てきたから、わかるよ………
素晴らしい……」


まいちゃんは、彼と照れながら…………笑ってました。


私は不思議と「こりゃー俺の出る幕じゃないのお………」


本当に思いました。


夜、私と娘カップルの3人で平塚駅に行き、晩御飯の店にいきました。


弟の親友だった、湯浅君のダイニングバ-に言ったら、
経営者の湯浅君がいて、私は、
「久しぶり……3人あいてる?? 娘の彼氏連れてきたんだ……」


 湯浅君は、気持ちよく
店が混んでるのに、すごく広い個室を用意してくれました。


「お兄さん、お久しぶりです。元気だったですか?」


私は湯浅君に「うん」だけいい、
今回弟のCDについては、何も触れませんでした。


さあ、3人でテ-ブルに座り、2人の正面に向かいましたが……………


なんか2人ともすごく、いい感じで、愛しいのです。


とりあえず、私はビール、2人はウ-ロン茶…………
料理は適当に頼みましたが………
タバコ吸おうとしたらまたまたまいちゃんに

「パパ……………本当にすわないで(怒)」


私は、吸うのやめました。


すると、いきなりでかい声で
「タモちゃ~~~~ん、久しぶり~~~飲もうぜ~~~ 」


振り返ったら、中学校の時の野球部の友達の山本選手でした。


私は「やまちゃん久しぶり~~~娘と彼氏なんだ………」


やまちゃんはいきなりテンション下がり、


 「ああそうなんだ…………ごゆっくり(笑)」


ばつが悪そうに席にもどりました。


私は、彼氏に「たくさん食べな!!まいちゃんとってあげて……」


私はなんか食欲もなくなり、酒をちびちび………


2人を見つめてました。


お会計のあと、湯浅君に礼をいい、
私は「まいちゃん、パパうろうろしてるから、
もう一度2人で七夕まつり見てきなよ……」


2人は意外だったらしく、
彼氏も、このまま東京に返されるなと思ってたらしく……


私は「しょうちゃん、一人暮らしだからマツキヨ行って
なんか買ってあげるからついて来な!!」


まいちゃんはなんか嫌な予感がしたらしく


「なんでマツキヨなの………」


「いいからいいから (笑)ついて来なさい」


私はカゴをもち、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、
ボディーソ-プ、ロ-ションその他、一万円近く買いました。


彼氏は呆気にとられ、


まいちゃんは
「そんな買ったら重いからかわいそうだよ!!」


 私は「大丈夫だよ、しょうちゃんは兵役いってるんだから(笑)」


彼にお礼を言われ私は
「じゃあ!!!」


かっこよく2人きりにさせましたが、
「いや~タバコ吸いたいなあ~~~てか、1人の七夕まつりは、えらい寂しいの~~~」

 
つぶやきましたが、まあそうでもないかってな感じで。


1時間くらいして七夕まつりも終わり、駅前の喫煙所でタバコ吸ってたら、
若者同士の喧嘩がはじまり、警察も大量に出てきて、
私の目の前で壮絶な殴り合いしてます………


「こりゃーヤベーなあ………巻き込まれたら死ぬなあ……
またいつか、あの2人となんかまた一緒にいたいから、
ちょっと場所離れるか…死にたくないなあ……」


すると、娘から電話で
「あと2分したら、平塚駅から東京行きの電車が出るから、
駅のホ-ムにいるから、送ったら西口改札にいくね」


私は何を思ったか、喫煙所からありえない超ダッシュで、
私も彼を送りたくなり、駅のホ-ムにかっ飛びました(笑)


電車はすでに到着していて、いくら走っても2人はいません(泣)


しかも東海道線15両編成………超長い………


しかし、発車ベルが鳴り終わったその時、
まいちゃんがいました。


私はドアがしまる寸前、
ドア付近にいるしょうちゃんの頭を撫でました…………「またね」


呆気にとられる2人(笑)


2人でずっと手を振りました。



結論を言うと………




今日私は、とても不思議な気持ちになり


「もしかしたら、彼は、前世で俺の子供だったのかなあ…………」

そんな不思議な、せつない感情になりました。


普通は、どう考えたって一人娘の彼氏なんて男親は嫌だけど………



本当にまいちゃん………俺が前世でなんか辛い別れをした、
俺の息子を探してきてくれたみたいな…………


超不思議な気持ちがずっとしてます。


多分、2人は一緒になり、お互い死ぬまで、お互いを思いあい…………
添い遂げる気がします。



本当に私の直感………インスピレーションですが…………




心から2人に、幸せになるんだよ…………思いました。



まいちゃん、本当に素敵な素晴らしい人だった。


なんか、わからんが………まいちゃんありがとう。



しょうちゃん、俺の前に現れてくれてありがとうね。


本日もありがとうございました。



あやこさんに頂いたホタテの殻を、庭に母親が飾りました。




七夕まつりあとの暴動。