超能力少女を描いたS・キングのベストセラーを映画化。友人からも嫌われ、母親からも疎まれている、さえない容姿の女子高生キャリー。だが彼女には怒りを引き金として念動力を発揮する力があった。プロムの夜、悪質ないたずらとも知らずクィーンに選ばれたキャリーの頭上に、ブタの血が降り注ぐとき、惨劇が幕を開けた……。重苦しい雰囲気の中で展開される悲劇の物語に娯楽性は少ないものの、ビジュアルによる強烈なインパクトを残す。画面分割を多用して描かれるクライマックスも迫力あり。主演のS・スペイセク始め、J・トラヴォルタ、W・カット、N・アレンなど70年代後半をリードした若手俳優が大挙出演しているのもポイント。
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氷の中から発見されたエイリアンと南極基地の隊員との死闘を描いた、SFホラーの古典「遊星よりの物体X」のリメイクで、よりキャンベルの原作に近い。10万年前に地球に飛来した謎の巨大UFOを発見した南極観測隊のノルウェー基地が全滅。やがてノルウェー隊の犬を媒介にしてアメリカ基地に未知の生命体が侵入した。それは次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる……。様々な形態に変化するために疑心暗鬼の中で行われるエイリアン捜しはかなりスリリングだが、一度正体が判明するや繰り広げられる変身ショーが、それ自体は良く出来ているものの(SFXはロブ・ボッティン)、作品のトーンを壊している。
壮絶な残酷描写と迫り来る終末観を見事に映像化してホラー映画の金字塔となったジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を現代的な解釈でリメイク。謎の“病気”に感染しゾンビと化した死者たちと、巨大ショッピングモールに逃げ込んだ生存者たちとの死闘を、オリジナルに負けない残酷描写にユーモアを織り交ぜスピード感溢れるタッチで描く。監督はこれまでCM界で活躍し、本作で劇場映画初メガホンとなる俊英ザック・スナイダー。主演は「スウィート ヒアアフター」「死ぬまでにしたい10のこと」のサラ・ポーリー。
米ワシントン州エベレット。看護婦のアナは、この日もいつものように仕事を終えると愛する夫ルイスと暮らす自宅へ帰り、一日を終えた。翌朝、彼女たちの寝室のドアが外側から静かに開けられる。ドアの向こう側には、隣家の8歳の少女ヴィヴィアンが佇んでいた。少女はルイスが異変に気づく間もなく、人間離れしたスピードで襲い掛かってきた。そしてルイスは絶命してしまう。が、間もなくルイスは息を吹き返し、今度は彼がアナに向かって襲い掛かってくるのだった。何も分からないまま、とにかく必死で屋外へと逃げ出したアナだったが…。