皆さんこんにちは。

 

今回は、私が宮司をしている神社の中で一番歴史がある「弓頭神社(ゆがしらじんじゃ)」の紹介です。

この神社は日本神話の「日本書紀」にも出てくるほど古くから存在し、

その存在を裏付ける「連玉」の発見が先日ニュースにもなりました。

 

毎日新聞より抜粋

https://mainichi.jp/articles/20170217/ddl/k40/040/479000c

 

この福岡でも随一の歴史を持つ久留米市三潴町にある弓頭神社の紹介をします。

 

 

 

1:御祭神はどなたですか?

 

 

こちらは「国乳別皇子(くにちわけのみこ)」を御祭神とします。

またの名を「水沼君(みぬまのきみ)」とも呼ばれ、三潴の地名の語源ともなっています。

 

この方は第12代天皇である景行天皇の皇子になりますが、

実は皆さんも一度は聞いたことがある

「大和武尊(やまとたけるのみこと)」のお兄さんになります。

 

御神徳は弓の大将を務めたと言う事もあり「昇進・文武上達・開運」になります。

余談ですが境内内には天満神社も鎮座していますので学業の御神徳をダブルで頂けます。

 

隣にある三潴小学校の生徒がいい子が多いのはその為かな?

 

 

2:どんな歴史がありますか?

 

 

ここは景行天皇が三韓征伐ののちに立ち寄り政治を行った地になります。

その頃が西暦88年、弥生時代後期に当たります。

その時の日本の中心は三潴の地域と言っても過言ではないですね。

 

まだまだ未開の土地で沼地の多かった三潴の地を三韓征伐の時に逃れてきた技術者や知識人の協力を得て山を切り崩し沼地を埋め立て住みやすい土地に変えていったと伝わっています。

 

この時に切り崩した山が今の玉満天満神社の初まりと伝わっています。

(※昔は山川の土木工事をする際、祠を立てお祭りするのが一般的でした。)

 

(広報市政久留米 平成29年3月号より抜粋)

 

福岡県糸島市の伊都国も弥生時代に存在した国として知名度が上がってきていますが、

そこと交流があったことが非常に興味深いですね。

 

 

3:見どころは?

 

 

一番は藤棚ですね。

樹齢130年以上もある立派なもので、先日久留米市の協力を得て無事に改修工事が終わりました。

 

ちょうどGW頃が一番綺麗になると思います。

 

また、自然食品で有名なベストアメニティの本社も高三潴にあり、

その直営店の「みづまの駅」は弓頭神社の向かいにあり、連日にぎわっています。

 

他には2月に開催される城島酒蔵開きは九州以外からも多くの方が来られて、すごくにぎわいました。

 

これからの発展が楽しみですね。

 

 

まとめ

 

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、弓頭神社の神紋は「菊紋」です。

天皇家が御祭神でなければ使う事もできない紋が「菊紋」になります。

とても由緒と格式の高い神社になります。

 

(おかげで戦後のどさくさで極左の活動家に火をつけられそうになりましたが・・・)

 

毎月1日、15日は朝8時から月次祭を行っていますし、お祓い、御朱印等は事前に連絡していただければ対応いたしますので近くを通られたら是非お立ち寄りください。

 

 

藤棚竣工祭のご案内

 

先日久留米市の協力を得て藤棚の改修工事を無事に終える事が出来ました。

その記念行事として4月30日に竣工祭を執り行います。

お時間のある方はお立ち寄りください。

 

場所:福岡県久留米市三潴町高三潴 「みづまの駅」向かい

時間:平成29年4月30日(日) 10:00より

 

新聞、テレビ局にも案内をしていますので当日は取材があるとおもいます。

楽しみにされて下さい。

 

 

それでは、また次回をお楽しみに!

 

 

質問、相談は下記のアドレスへお願いします。

 

830-0112

福岡県久留米市三潴町玉満3241

           開運招福の玉満天満神社

tamamitsutenman@gmail.com

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