今回のトレーニングも半分が過ぎました。
2年間コミットしたトレーニングもあと1週間。
終わるとなると、まだまだやれる気がして、
トレーニングに対する意欲がますますましています。
この仲間と一緒にトレーニングをするのも、あと5日かと思うと泣ける。
クラスでは、一人ずつチャンティングをすることも多いのだけど、
今は一人一人の「音」をしっかりと受け取って感じています。
声はその人の全てを表す。
「繊細な人なんだな」
「マインドが穏やかで、エゴのない人だな」
「パワフルで信じる力の強い人だな」
とか。
上手いとか、下手とか、そういうこととは関係なく、
全ての「音」が素晴らしいと思う。
ここ数年、マントラの世界にどっぷり浸かっていたけど、
声を聞けばその人がどんな人でどんな状態か、わかるようになった。
もちろん、自分の状態もすぐにわかる。
アーサナ(ポーズ)も、その人のパーソナリティーが出るけど、
体調が少々悪くても、悲しいことがあっても、集中しなくても上の空でも、
それなりにポーズはとれてしまう。
でも、「マントラ(声)」はそうはいかない。
その人の全てがありのままでてしまうので、絶対にごまかせない。
嫌でも自分と向き合うことになる。
ヨーガにおいて、マントラはより繊細な練習で、
だからこそ、その人の奥深くに届く。
心が、魂が揺さぶられる。
初めて聞いたマントラも「懐かしい」と感じる。
マントラの意味もわからないのに、涙が出てくる。
魂が何かを思い出したかのように、
「私はここにいる。」「私はこの世界のど真ん中にいる」という感覚になる。
迷いや不安なんて一切なくなって、
自分に力が戻ってきたような感覚になる。
これはインドに修行に来ているから、とかそういうことでなく、
練習を積み重ねて(もちろんそのプロセスが一番素晴らしいのだけど)、
自分と向き合うことで得られるもの。
特別なことじゃない。
声というのは、呼吸そのものだから。
マントラは、呼吸を動かし、プラーナ(Life force)を扱うもの。
その人そのものを内側から変えていく、
とてもパワフルな練習なのです。
あと1週間。
1日を大切に過ごします。
またブログアップしますね。