ヨーガと食事についてもよく質問を受けますので残しておきます。

長文になってしまいましたが。。


クローバー


ヨーガの先生をしていますと、

「やっぱりヴェジタリアンなんですか?」

「食事はやっぱりいろいろ気にしているんですか?」とか、

よく聞かれます。


たいてい、「やっぱり」みたいな言葉が入るのですが、

それは「ヨーガをする人 = ヴェジタリアン」

というイメージがあるからなのかなと思います。


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どんなイメージがあっても良いと思うのですが、


「ヨーガをやっているからには、ヴェジタリアンにならないといけない」とか、

「食事にこだわりすぎて、なんだか窮屈」とか、

そういう風になってしまうと辛いですよね。

私も経験があります。



結論からいうと、

ヨーガでは食事については触れていません。

ヨーガが扱うのは、どちらかというと「体」ではなく「心」の方なので。


体を扱っていて、食事について書いてあるのはアーユルヴェーダですね。


アーユルヴェーダとヨーガとは深い関わりがあります。

なんてったって、アーユルヴェーダを本にまとめて残したのも、

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パタンジャリですからね(天才)


アーユルヴェーダでも「お肉食べちゃダメ」なんて言ってません。

ある体質の人は、「お肉控えた方がいいよ。」ということは言われます。

動物性のものをやめて、体調が良くなる人もいますね。

でも、ある体質の人は「お肉食べなさいよ。」とも言われます。


ヨーガ同様、「一人一人違うから、その人に合ったものを」が基本的な考え方です。

体調、体質、ライフスタイル、仕事、睡眠、
住んでいる地域(暑いのか寒いのか、高所か海の近くか等)などなど・・・

人それぞれ違いますから、適した食事も違ってきます。



では、

ヨーガ=ヴェジタリアンの考え方がどこから来たかといえば、

ヨーガスートラ(哲学)の中の、「アヒムサ」(不殺生、非暴力、傷つけないこと)の考え方だと言われています。

これを「食事」にも当てはめて解釈した場合、

その人は「ヴェジタリアン」をチョイスするかもしれません。

その人それぞれの解釈と選択がある、ということになります。

ヴェジタリアンになることで、アヒムサが守られると清々しくいられるなら、
ヴェジタリアンでいるという選択をするのがいいと思います。

でもそれを他人に強要することで、人を傷つけたら(不快にさせたら)本末転倒です。



まとめますと、

ヨーガをしているからといって、ヴェジタリアンにならなければいけない、
ということはありません。



私たちは「しなければならないこと」は一つもありません。

なんでもチョイスできるし、自由です。


さらに自由になるためにヨーガがあるのです。

ヨーガで窮屈にならないように。


食事についてはまだいろいろあるのですが、

今日はここまで。


ちなみに。
私はなんでもいただきますよニコニコ