平成23年第1回西東京市議会定例会終了
本日、平成23年第1回西東京市議会定例会が終了致しました。
初めての議会で、慣れない中での定例議会でしたが、何とか終了致しました。特に今回は、予算議会と呼ばれ、一年の中でも、西東京市の1年間の予算を審議する大変重い議会でした。
我々、みんなの党は、党としても初めての西東京市議会定例会に臨みました。まだまだ少数会派ですので、すべてが思い通りには、行きませんでしたが、これからも全力で西東京市政のために頑張って行きたいと思います。
多くの議案の審議がなされましたが、みんなの党の意見を反映させることのできた議案が一つありました。今回は、速報ということで、その事を報告致します。
西東京市国民健康保険条例の一部を改正する条例を否決致しました。
内容としては、国保料の賦課限度額を下記のように値上げする条例案です。
・基礎賦課額(医療分) 現状47万円→50万円(3万円up)
・後期高齢者支援金等賦課額 現状12万円→13万円(1万円up)
・介護納付賦課額 現状9万円→10万円(1万円up)
合計すると現状68万円から73万円(5万円up)となるところでした。
この増税の対象は、西東京市で国保に加入している約3万3千世帯の中で、600世帯から761世帯ほどのかなり限定された富裕層を対象にした増税でありました。
この増税による財源増は、約3千万円です。
しかし、西東京市には、増税の前にやるべきことがあると思うのです。
それは、国保料金の滞納額が、現在約12億円あります。この徴収努力をするべきであると思います。
勿論、生活が苦しい方から徴収せよということではありません。納める経済力があるのに納めない方々からは、しっかりと公正に納めて頂くべきだということです。
この滞納額を減らす努力をすることなく国保料の限度額を引き上げる必然性がないと考え、反対しました。
自民党、公明党、みんなの党等の反対によりこの国保賦課限度額引き上げ条例は、否決されました。
但し、国保等の特別会計は、ぎりぎり可決されており、今後の状況をしっかりと見極めて行きたいと思います。