22MKSR009
0.77ct
5.8/4.6/3.1
A5
Mogok
若干の紫味を感じさせるレベルの高い色調(ミャンマー産ルビーは紫味があります)と高い透明度、そして整ったプロポーションが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。縦5.8㎜/横4.6㎜/深さ3.1㎜、重さ0.77ctと上から見た時のプロポーションはとてもいいのですが、このルビーを横から見た時のプロポーションに、ほんの少し深さが不足しているためにフェイスアップ(ルビーを上面から見た姿)で見た時に、結晶の中に光が抜ける部分があります。そしてそこに、光が抜ける部分に紫色のファセットがでてきています。これは、まったく欠点ではなく、あと0.5㎜深さがあれば、ものすごいレベルのルビーになっていた可能性があるということです。これは原石の形で決まってくることなので、研磨職人は、ベストの仕事をしました。同じ深さでもキューレットの周りのファセットの長さを短く取れればウィンドウが無くなります。ほんの少しのことですが、印象は変わってきます。そして、それをするために周辺のファセットの角度を調整するためにガードルから下のファセットをすべて磨いていくと、重さが0.6ct台になると思いますので、今は、原石の形を活かしたベストといえるでしょう。そして色目について、ミャンマー産ルビーをお持ちの方は、そのルビーのキューレット側(宝石下部の尖った部分)をご自身の側に向けて太陽に照らすとフェイスアップで見た真っ赤なルビーがキューレット側からみたら紫色に見えてびっくりすることがあると思いますが、それがミャンマー産ルビーの特徴です。ピジョンブラッドであっても同じことです。類似石であるスピネルは、裏から見ても同じ色調なので、私たちはすぐに見分けることができます。宝石商が原石を太陽に向けて覗いている姿をご覧になられた方がおられるかも知れませんが、あれは宝石の種類を見分けている姿です。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」のジェムクオリティです。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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