16世紀ルネッサンス期には、最も

高額な宝石として、ダイヤモンドの

実に8倍のカラット単価で取引

されていた。
 
ルビーは、余りにも値段が高すぎたので、

よく似たものを作り続けてきた。
 
だからルビーの歴史は「似たようなモノ」

の歴史。
 
模造石、類似石、人工合成石…
 
赤いトルマリンをルベライト

(ルビーみたい)と呼んだり、

レッドスピネルをバラスルビーと

呼んだり…。
 
今では、美しさに欠ける原石を

人為的に処理をしているものがほとんど…
 
希少性が高いと思って持っていた

ルビーが、手放す時に、驚くほど

安くなってしまって、

ガッカリする宝石の代表格になって

しまったルビー。
 
「宝石には価値があってないようなモノ」

なんて言う方もいらっしゃいますが、

それは持っていた宝石の価値が

低かっただけで、ルビーのせいではない。
 
140年前には人工合成に成功していたルビー

は、その後の処理技術の進化によって、

色々なものができてしまった。
 
本来であれば「ルビー」という名前で

いいはずなのに、今では、

「天然無処理で美しいミャンマー産ルビー」
 
という長い名前でないと、価値が正しく

伝わらなくなってしまった。
 
そして、インターネットの時代になって、

お買い物をする前にしっかりと

ホームページなどをしっかり見てから

購入されるようになったので、少し安心

だが、それでも処理の有無を含めた

品質のことは、書かれていない。
 
覚えておいて欲しいこと…

処理されているルビーも人工合成石も、

100年後は変わらない姿で残っている。
 
受け継がれる時に、思い出がキラキラと

輝きだすような宝石が、伝統的なもの。

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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

公式サイト: https://www.morisruby.com/

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