ルビーは古くから最高の宝石として
大切にされてきた。
原石の時から赤く輝くさまに多くの
人々が魅了された。
しかし、天然無処理で美しいルビーは、
とても希少であり、需要と供給のバランス
から取引価格は高騰し、今から500年前
のイタリアのフィレンツェでは、1ctの
ルビーは市民の年収の400年分だった
という説があるぐらい。
高く売れるモノをつくろうとする人は
どこにでもいる様で、今から120年前には
人工合成に成功し、1900年初頭から
人工合成石(人工的に作ったルビー)が
大量にホンモノのルビーとして発売された。
今と違って、インターネットもない時代
なので、人工合成石の値段が、ミャンマー
産の天然無処理のものよりも、「おフランス」
のルビーとして高く売られたそうだ。
そして、人工合成石は、分析技術の発達に
より、天然石ではないことが分かり、
宝石として扱われなくなった。
笑い話みたいな感じだが、今では数が
増えすぎて、1ctあたり数百円。
天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの
値段は100年以上下がり続けた。
インターネットが無かったら、もうルビー
とは、何か分からなくなっていただろう。
最近では、人工合成ダイヤモンドが話題に
なっているが、ルビーのそれは、既に
100年以上前に経験済み。
今現在、感じている価値よりも将来の価値
の方が高い…それは、受け継ぐときの喜び、
感動につながると信じている。
お宝ルビーを皆さんにお届けして感動を創造する
のがモリスのコンセプト。