「美しい」…と感じる感覚を伝える
のは、とても難しい。
どれだけ写真でみて、美しいと
感じても、実際に自分で着けてみると
それほどでもなく、がっかりしたり、
あまり期待していなかったのに、
なんとなく着けたら
「これは美しい」という事もある。
着けてみて始めて分かる感覚で、
いわゆる「相性」。
好きか嫌いか? の個人的な感覚。
さて、それで…その相性と美しさは、
どういう関係なのか。
美しいから相性がいいのか?
といえば、そうではない。
相性がいいから美しく見えるのか?
といえば、そうでもない。
時々、目立つインクルージョンが好きに
なってしまうこともある。
相性は個人的「好き嫌い」であるのに
対して、「美しさ」はそうではない。
美しさとは、もっと客観的なもの
なのだろう。
例えば、宝石品質判定では、美しさとは、
純色に近いかどうかの色調、透明度、彩度、
色のムラ、形の良し悪し、モザイク模様の
バランス等々で、クオリティスケール上
で判断するが、目安として使わないと、
厳密に分析機器を使って観ていくと
美しいというものが何か分からなく
なってしまう。
美しい…の語源は、日本古来の
「うるわしい」という言葉を中国語の
「美」を訓読みで訳したこと。
そうであってほしい…という意味だった
そうだ。
美しいルビーは、古代日本人は、
「うるわしいルビー」と呼んだはず。
ルビーは、自然の造形美術であり、
人の手の届かないところで生まれたキセキ。
私たちが、手の出せないところに存在
する憧れのお宝…だとすれば、ルビーの
美しさとは、壮大な「客観的好み」と
いうことになるだろう。
***********************************************************
ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
************************************************************
#ルビー#特別展 #ジェムクオリティ#ミャンマー産 #国立科学博物館 #指輪#ルビー#宝石#結婚指輪#ピジョンブラッド #天然無処理ルビー#非加熱ルビー