国立科学博物館で開催中の
特別展…宝石 地球がうみだすキセキ
見どころ(21)… ギルド(職人)が技を
競い合った時代につくられた非常に
細かい装飾(金の細工、エナメル装飾)が
されたものなのに、ルビーは最高級では
ないのは、なぜなのか?
第三章の後半で展示されている
ヒストリックリングのルネッサンス期
のルビーを使った指輪。
お気付きの方がおられると思うが、
歴史的に残っている指輪などジュエリー
に使われているルビーの品質は、最高級
のものはほとんど無い…
その理由の一つは、伝統的に貴重だった
ことが挙げられる。
ルビーは聖書にも重要な宝石として
登場する…。
ドイツでは、ルビーの事をRubinとか
Karfunkelと呼ぶ。
Rubinは、イタリアのRubinoから変化
した言葉だと想像できるるが、
Karfunkel…ドイツでは、中世以降、
ルビーをKarfunkelと呼び始めたようだ。
キリスト教の聖書に登場するルビーは
「カルブンクルス」、「カーバンクル」
と呼ばれているので、何か関係している
と思われる。
「カルブンクルス」は聖書でルビー、
ガーネットなどの赤い石を意味する。
聖書には…
Wisdom is more precious
than Ruby...
(知恵はルビーよりも貴重だ)
という記述もあることから、ルビーが
重要な宝石だったことが分かる。
要するに、希少なルビーは、時代を越えて
受け継がれるときに何度も枠を外されて、
他のジュエリーに作りかえられてきた
形跡が一番多い種類の宝石。
他の半貴石の方が、美しく見える理由。
その理由は、文化的に重要視されてきたから。
宝石の価値にとても重要な伝統と慣習の話。
見どころ(21)
ちなみに、最高級ルビーは、21世紀の最後に
飾られているグラフの指輪に着いているもの。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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