失われたルビー「ナガモウ」の話。
ピンデル国王が大切にした「ナガモウ」
(Nga Mauk)と名付けられた500ctを
超える巨大な伝説のルビー、いまは現物が
無くなってしまっていて、ミャンマー
鉱山省の建物の壁に飾られている絵画の
中に描かれたものしか残っていない。
世界で最も有名なルビーの産地である、
モゴック鉱山では、誰でも知っている
ナガモウルビーのお話…
名前の由来は、発見した人が、ナガモウ
という人だったことからそう呼ばれてた。
そして、その当時は大きなルビーが見つかる
と国王に報告しなければならない掟が
あった時代...
ナガモウは、国王に献上し、国王にから、
とても良くして貰ったそうな...
...と、ここで物語が終わればいいのだが...。
元々は、もっと大きかったこのルビー、
半分に割れたか...割ったのか?は
分からないが、ナガモウは、従兄弟に
その割れた半分を上げてしまった。
大切にしまって置けばよかったのに、
そして、なんと従兄弟は、それを中国へ
売ってしまう。
そして、そのことが、後からピンデル国王
にバレてしまった。
激怒した国王は、ナガモウとその家族は、
火あぶりの刑に処せられる。
母親のダゥナンは、反対側の山から、
その様子を見て、泣き崩れて亡くなった。
... 今でも、モゴック鉱山の入口にある
チャッピンエリアの右手にある山、
お母さんの泣いたところの山を、現地の
人は、ダゥナン山という名前で呼ぶ
何とも悲しい物語。
ナガモウのルビーが、2つに割れ
なかったらダゥナン山は、無かった
だろうに...。
そして、代々のビルマ王に受け継がれて
いったナガモウルビーは、その後、植民地
時代にイギリスの大佐に持ち去ったそうだ。
伝説のナガモウルビーは、今どこにあるの
だろうか?
…どちらにしろ、宝石は、人に勇気を与えて
くれるストーリーもナガモウルビーのような
悲しいストーリーも永く言い伝えられていく…
宝石を持つ人は、いいストーリー、思い出を
詰めこんで受け継いで行きたい。
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