特別展…宝石 地球がうみだすキセキ、
見どころ⑥…
「高品質なルビーは力を持っている人の
ところへ集まって行き、外されて、他の
ジュエリーに装着されていく」
第二章のヒストリックリングのコーナー
で天然無処理で美しいルビーは、5点。
写真の指輪は、日本では鎌倉時代、
12世紀につくられたルビーの金製リング。
ミャンマー産か、時代から考えて
アフガニスタン周辺で産出したのかも
知れないが、蛍光性があり、最高のルビー
を産出する接触変成岩起源。
ただ、このルビーには、中心部に色の
ついていない部分があり(色ムラ)、
現在の品質基準で考えると、最高の
ルビーとはいえない。
私個人的な意見として、品質が高ければ、
この枠から外されて、別のジュエリーに
装着されていたと考える。
今回の特別展で、ルビーとしては、
一番古いものだが、ルビーに関しては、
旧約聖書にも登場しており、また
古代エジプトのファラオのミイラに
着けられていた事などから、重要な
宝石だったことが分かる。
品質の高いルビーは、受け継がれる
時に枠を外されて別のジュエリーに
仕立て直されていく。
それが分かるのは、第5章の欧州の
ロイヤルファミリーなどが使った
歴史的なジュエリーに使われているルビー
に注目してほしい。
ルビーのレベルは、もちろん高いが、
一世代で集めたものではないことが分かる。
品質も少しずつ違う。
長い月日をかけて権力者のところへ
集まったと考えられる。
宝石は、時と場所を超越するということ。
見どころのひとつ。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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