明治から大正時代には、ルビーが着物に
似合う宝石として、日本に上陸した。
ただ、この時代のルビーのほとんどは、
フランスのヴェルヌイ博士が発明した
人工合成ルビー。
(今でもルビーは、価値がダイヤモンド
より低いと感じる人が多い原因)
「散切り頭を叩いてみれば文明開化の
音がする」と国家として西洋化を進めた
明治時代、すでに宝石文化も伝統も
確立されていた欧州の宝石商からすれば、
素人の日本人は都合のいいお客さんだった。
結局、見た目が立派で舞踏会で見栄え
がすれば、それで良かったわけなので、
仕方のないことだが…。
西洋では、価値のある宝石は代々受け継ぐ
ものであり、その一家が没落するなどの
一家の危機に直面しない限り手放すこと
はない。
高度経済成長期で世界2位の消費大国に
なったが、宝石文化が根付いていなかった
ため日本では商業的な宝石が主流になり、
ものをつくるのが得意な日本人の気質が
あったとはいえ、それが十分に活かされ
たとは言い難い。
あれだけたくさん輸入した宝石が全て
天然無処理で美しい価値の高いもので
あったとしたら、日本は文字通りの
宝島だっただろう。
今からでも遅くない… 経済規模世界第3位、
世界に誇れる宝石文化を日本が発信する
時代だ。
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ルビーブランド Mori's ruby（モリスルビー）銀座/京都三条
公式サイト： https://www.morisruby.com/
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