モリスルビーがニューヨークのサザビーズに

出品され、落札された。

鉱山でルビーを掘って、ニューヨークの

オークションで高額で落札される事を目標に

スタートしてから18年目、2017年のこと。

創業当時、素人だった私は、宝石も自動車や

不動産のように、手放したら、お金に

換えられるものだと思っていた。

お店で見る宝石が、高額なのは資産性がある

からだ、と思っていたが、甘かった。

大きな勘違いだった。

宝石を手放す時に、値段がつかない…

そんな話ばかり。

人工合成石から加熱処理されたルビーまで、

手放す時に、希少性の高いモノとして

評価されない… 幻滅した記憶がある。

こうなったら自分で宝探しするしかない…

とミャンマーの鉱山を目指した。

2007年からは自社でルビー鉱山を採掘した。

スイスのグベリン宝石研究所や米国GIAに

採掘した原石のサンプルや加熱処理後の

サンプルを提供したり宝石学会でその結果を

ルビーの処理について発表もした。

自分の眼で見分けられないと、ルビーの説明が

できない…だからずっと続けた。

鉱山ごとのルビーのインクルージョンの顕微鏡

拡大写真も撮影し続けた。

今では50000石以上の写真がある。

宝石ルビーに詳しくなること...。

ニューヨークのサザビーズでは、欧米の

お客さんが、どんどん競ってくれた。

誰かが使ったものが出品される高級美術品の

オークション、サザビーズ。

ここでのモリスルビーの落札価格は、

お客様がモリスルビーを手放したときの

参考になる数値。

ありがたいことに、欧米のブランドと同じ

レベルの評価をいただいた。

世界でも天然無処理で美しいミャンマー産

ルビーは通用する。自信につながった。

宝石だったら資産性があって当たり前…と

考えて創業してから続くモリスの挑戦が、

一つが形になった瞬間。

日本では、まだ宝石を買う時、手放すときの

ことを考えている人は少ない。

宝石は、100年経っても変わらない。

いつか誰かに受け継がれることがあるはず

なのに…

このままでは、やはり宝石らしくない。

ミャンマーでも、色々あってたいへんだが、

モリスは、これからも変わらず、天然無処理

で美しいミャンマー産ルビーだけを届けていく。

そして、近い将来、日本から「宝石文化」を

発信できると思う。

宝石文化こそ、世代を越えて美しいお宝を

受け継いでゆく文化、日本が得意とする文化だから。
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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

公式サイト: https://www.morisruby.com/

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