「今は、ミャンマーも政変があって大変だから、ダイヤモンド

 

とか他の宝石も扱った方が良いんじゃい!」と色々と

 

心配いただいている。本当に、ありがたいこと。

 

しかし、モリスルビーは、天然無処理で美しいミャンマー産

 

ルビーしかお届けしないし、これからも変わらない。

 

その理由は、ルビーは、自分たちが価値判断できる

 

宝石だから。

 

最初から価値判断できた訳ではない。

 

宝石品質判定ができたので、品質は分かったが、価値判断

 

については、まだまだ分からなかった頃、モリスが創業した

 

当時の事件(私の中では大事件)。

 

リフォームでお越しになられたおばあさんの結婚指輪

 

が人工合成石で、それを伝えた時のおばあさんの姿が

 

あまりにもショッキングだったこと。

 

「お家が1軒か2軒買えると思うから、困ったら手放して、

 

と贈られた」と嬉しそうに思い出ばなしをしてくれたのに、

 

事実を伝えたら、声も出なくなって小さくなってしまった。

 

余計なことを言ってしまった…と次の日に謝罪に

 

お邪魔した時に「おじいさんのことが思い出せない…」と

 

ガッカリするおばあさんに、もっとショックを受けた。

 

「自分だったら、絶対に嫌だ!」と強く感じた。

 

それと同時に、強烈な怒りが込み上げてきたのを

 

昨日のように覚えている。

 

思い出を詰め込んで受け継がれていく宝石が、

 

人の思い出を壊すなど信じられなかった。

 

人工合成ルビーは、発売当時は、「おフランスのルビー」

 

として、ミャンマー産ルビーより高額だったと聞く。

 

おじいさんは、おばあさんのために高い方を頑張って

 

贈ってはずなのに、結果があまりにも無残。

 

「自分で宝探しするしかない…だれも信用できない…」

 

その事件が、きっかけでモリスは、京都東山の小さな

 

事務所からミャンマーのルビー鉱山まで7年かかって

 

辿り着いた。

 

5年間弱、イエッチョーとミヨテと採掘をして、正直

 

なところ、とんでもない難しいことをしてしまった…

 

と後悔した時もある。

 

しかし、絶望するような果てしない宝探しをした結果、

 

私たちは宝石ルビーのことを学んだ。

 

今でも、モリスはルビー専門店なので、日頃からルビーの

 

査定を受けているが、残念ながら、そのほとんどが

 

同じような、人工合成石か人為的に処理をして美しさを

 

改良したもので、買った時の値段とは全く違う査定価格

 

になる。

 

人工合成石であっても加熱処理ルビーであっても、

 

100年経っても全く変わらない。

 

いつか受け継がれる時が必ず来る。

 

その時のために、私たちモリスは宝探しを続ける。

 

いつか受け継がれる時に、思い出がキラキラと輝く

 

ようなルビーでなければ、また、悲しいおばあさん

 

が生まれてしまうから。

 

モリスが、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーだけを

 

お届けする理由は、自分たちの名で保証できるから。

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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

 

公式サイト: https://www.morisruby.com/

 

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