中世からルネッサンスまでの宗教画に


よく登場する宝石ルビー。


下は、セイント.ニコラウス司教

(サンタクロース)の絵画で東京上野の

西洋美術館に所蔵されている絵画だが、

ルネッサンスの起点となったフィレンツェ

で、強大な権力を持ったメディチ家の

コジモ.デ.メディチが、サポートした画家

ボッティチェリ作。

数えると20個以上のルビーを身に着けている。

中世からルネッサンスの宗教画には、

この他にも、ルビーが多く登場する。

やはり旧約聖書に方舟の中で輝いた

「カルブンクルス」と呼ばれる赤い石が

登場するが、それはルビーのこと。

関係があるのだろう。

ちなみにドイツでは、今でもルビーの

ことを「カルフンケル」と呼ぶ事がある

そうで、宗教的にも大切な宝石だったことが

絵画からも知ることができる。

ただ、ルネッサンス期後半に、描かれた

ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロ

の絵画の殆どは、ルビー描かれるべき場所に

ダイヤモンド。

私個人的な意見だが、商業的な宝石の売買が

始まって、経済が膨張した後で、

ルビーの人工合成石や人為的処理の発明、

ダイヤモンドの鑑定技術の発達などにより

ルビーとダイヤモンドのポジションが

入れ替わった。

商業的に有利だったダイヤモンドと希少価値

は高いが、よく似たものだらけの中で、

どれが天然無処理で美しいのか、

分からなくなったルビー。

これからインターネットで情報開示が進めて

ばルビーの価値は見直されて行くだろう。

写真は、東京上野西洋美術館所蔵絵画より引用。

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