シルクロードの赤い宝石…トルクメンの装身具
(ポーラ文化研究所)
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頭飾りの代表的なものを見てみると、「エグメー」
と呼ばれる四角い飾り板と、鎖や環で形つくら
れた冠がある。
エグメーは、花嫁のみに用いられたもので、その
起源としてはキリスト教発生以前まで遡ることが
できるという。5つの甲玉髄が嵌め込まれている
のが特徴で5という数字は呪術的な意味を持って
いた。イスラム教では5本の柱、すなわちすべて
のイスラム教徒が守るべき宗教上の5つの義務
を意味し、さらに5本の指を意味していた。
手は護符として先史時代に信仰され、後に
イスラム教に取り入れられたが、とくに邪眼に
対して、効力があると信じられていた。一方、
一般に頭飾りとして用いられたのが、鎖で形つく
られた冠である。これは帝政ロシアの花嫁の冠
から来たと考えられ、未婚、既婚ともに用いた。
引用ここまで。
大きなカスピ海の沿岸にあるトルクメニスタンは、
アフガニスタンとウズベキスタンに国境がある
中央アジア南西部の国。
シルクロードの赤い宝石という本で、赤い紅玉髄
(カーネリアン=赤いシリカで水晶と同じ)
を用いたジュエリーがたくさん残っているという。
トルクメニスタンの隣には、太古にミャンマー産
ルビーと同じ接触変成岩起源のルビーが採掘
されていたアフガニスタンとの国境があり、
古代エジプトやバビロニアで国王が大切にした
とされるルビーが、シルクロードの重要な拠点で
あったトルクメニスタンを通って、運ばれた可能性
は高いと思う。
ルビーの原産地ミャンマーやインドでは、太古より
(インドでは2000年前から)同じ赤い宝石である
スピネル、ガーネット、カーネリアンを見分けていた
ので、恐らく昔は、トルクメニスタンでも原産地から
近かったので、ルビーを見分けていたのでは、と
感じる。
宝石ルビーは、5000年前には宝石の頂点になって
いたので、権力のあるところへ移動してしまい、
伝統として赤い石が残っているのかもしれない。
昔、ルビーが採れた産地の近くにある赤い宝石の
ジュエリーを見ていると、そんなことを考えてしまう。
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