私たちは、モリスはルビーが専門なので、赤い石の鑑定依頼を
受けることがある。
「鑑別書がついたルビーだからホンモノだと思うけど、見てくれますか?」
とお持ちになられる。
私たちは鑑別が仕事ではなく、その技術を使って「宝探し」するのが
仕事なので、その赤い石の価値は分かる。
だから私が買いたい値段をお伝えする。
それが、知りたくてご来店いただいたとおもうので…。
私が買いたい値段を申し上げるので、それでどのくらいの価値
なのか、ご判断いただきたい…というスタイル。
「鑑別書が付いているからもっと価値が高いと思った」
という方が多いので、説明するが…
鑑別書が付いていても「天然のルビー」だという事がわかる
だけで、そのルビーの価値は、どこにも書いていないということ
に注意して欲しい。
鑑別書がついているとホンモノだ、だから価値がある
…と勘違いしているだけ。
鑑別書は、
1)宝石の種類…ルビーかどうか?
2)原産地(データより推定した意見)
3)処理の有無(データより推定した意見)
上記の3点を推定し、特に原産地や処理の有無については、
データより推定して意見を述べているだけで、品質保証
ではないということを理解しておく必要がある。
いわゆる分析結果報告書。
宝石、特にルビーを探す時には、品質の説明をキチンと受ける
ことが大切。
そして価値の説明を聞く時のポイントは、①品質 ②品質ごとの
需給のバランス ③伝統と文化、慣習の面から説明を受けること。
できる事なら手放す時の話もキチンと聞いておいた方が、
受け継ぐ時にガッカリしたりすることが無いだろう。
①天然 ②無処理 ③ミャンマー産 ④美しい ⑤ベストな色の濃淡
⑥欠点が無い ⑦適切なサイズ ⑧品質ごとの需給のバランス
は役に立つチェックポイント。
それを目の前のルビーを観て説明できるのがプロの宝石商。
そして、一番大切なことは、宝石ルビーは、歴史を見れば分かるが、
貨幣経済、信用経済のシステムが変わっても政治的な事情が
変わっても「価値は変わらない現物価値=Tangible assetだということ。
歴史的に貨幣より遥かに高い価値が認められていたのが「宝石ルビー」
レベルの高い価値。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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