シンギュラリティカットのモリスルビー。
 

四角い原石をモリスシンギュラリティ


カットで、原石の大きさを最大限に残した。

 

どこをテーブル面(宝石の上の平らな部分)


にして、どこをキユーレット

 

(宝石の底面にある尖った部分)に


持ってくるか?と考えた時、


このルビーの魅力は、従来のテーブルと


キューレットの関係では表現できない


と感じた。

 

形をよくするために、このルビーの魅力


を削り取ってしまうのはあまりにも


勿体ない…

 

そこで不規則な角度でテーブル面を


つけて他の部分とバランスをとって磨いた。

 

宝石ルビーが自然の造形美だということ


が十分に感じられる1.29ctの大きさ


で仕上がった。

 

この不規則な形…モリスのシンギュラリティ


カットは…大きさを残して、1ct以上の


値段で販売しようとしているのでは


ないか? …と言われそうだが、

 

この試みは、値段を高くするためでは


なく、宝石ルビーが自然の造形美で


あることを感じて欲しいから生み出した


もの。

 

すべてのルビーがこのSGカットに


向いている訳ではない。原石の時点で


特徴的なものに限る。

 

本来なら、このルビーも0.8ctぐらいの


大きさになったハズだが、従来の形に


研磨して仕上げると原石の時に感じた


魅力が損なわれてしまうかも知れない。

 

美しくなったところで、研磨作業を


止めただけ… 値段も0.8ctにすればいい。

 

私たち人間が理想と知る形が


本当に良いのか?

 

ひょっとしたら100年後には、


もっと感性の優れた職人が、再研磨して


このルビーを更に魅力的に表現して


くれるかもしれないかも知れないから、


私たちはきれいに磨いて残すことが


仕事ではないか...と思う。

 

鉱山で採掘して、天然無処理で美しい


ルビーの希少性を実感してから、疑問に


感じていたこと。

 

宝石の価値自体が、人間の英知を超えた


母なる地球からの贈り物だという部分を


大切にしたい。

 

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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

 

公式サイト: https://www.morisruby.com/

 

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