宝石ルビーの価値の見分け方… その赤い石の品質を見分けて、伝統や慣習の視点で、
何が歴史的に好まれたのか? そして、需要と供給のバランス…と続けているが、
ここで、書物で得られる情報は、横に置いておいて、知識以上に大切なポイントを話したい。
プロの眼…どころ見て価値判断するか? 品質判定の技術、知識の使い方のポイントについて
話をしているが、それはすべて第三者の情報。
例えば、上のジュエリークオリティのルビーを下のクオリティスケール上で見た場合、
美しさは間違いなく「S」、そして色の濃淡は「4と3の間」だろう。
クオリティスケール上で見た場合は、灰色のセグメント「ジュエリークオリティ」である。
青色のマスのジェムクオリティと比較して、産出量が少し多くなるので、販売価格は比較的低い。
同じ大きさで、同じ「S」なら、色の濃淡が#5から#4になるだけで、1/2ぐらいの価格差
になるだろう。
しかし、このルビーをご覧いただければ分かる通り、輝きがあり、とても美しく、魅力的である。
さて、そこでこんな話がある…
宝石ルビーを手に入れて身に着けていると分かってくるが、徐々に自分の一部になっていく
ようなルビーと、飽きてくるルビー、いったい何が違うのか?
かなり以前、ジェムクオリティのルビーをご購入されてたお客様に、あまり着けておられない様な
気がしたので心配になって尋ねたところ…
「良いモノだろうし、非の打ちどころのないルビーなのに、毎日つける気がしない…」
とのことだったので、ジュエリーの形(デザイン)が悪かったのかな?っとお仕立て直ししたが、
やはりお気に入りのルビージュエリーにならなかったから、悩んでいると、お客様の方から、
実は…「最初に見せて貰った時に、色の淡いようのモノが良いな…と思ったのですが、森さん
があまり一生懸命に、色の濃い方が品質が高くて…とお話なるので、自分もそうかな、と
思ってそちらを選んだのだけど、やっぱり最初の気に入った方が良かったみたい…」
とのこと。
品質が高い方が良い!と信じていた私は、頭をハンマーで殴られた気がした。
宝石は私たち人間と同じように個性であり、唯一無二。
だから、宝石ルビーを選ぶときは、そのルビーが好きかどうか?で選ぶように気を付ける。
そして、提示された価格が適正かどうか? 間違わないために品質判定のクオリティスケール
を使って確かめるのが正しい使い方。
逆に使うと…失敗するので注意してほしい。
要するに、クオリティスケールは、物差しであって等級付けをする道具ではなく、確認をするもの
だということ。
そして、忘れてはいけないのが、お気に入りとそうでない宝石の違いは、「好きかどうか?」ということ。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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