ルビーの品質判定の3番目のポイントは、人為的な

「処理の有無」を見分けること。

パッと見ただけでは、分からない地味なポイントでは

あるが、ルビーの価値に一番大きく影響するので

気を付けたい。

ダイヤモンド等と比べて非常に希少性の高い宝石ルビー

は、一般的に品質を改良するために加熱等の人為的に

処理されています。通常は、処理を行わないダイヤモンド

とは、正反対。

宝石種が、天然ルビーで、原産地が、ミャンマーで

あっても、人為的に、加熱などの処理をして美しさを

改良したものと、そうでないもの(無処理)では、

宝石としての価値は大きく違ってくる。

見た目で分からないなら、良いじゃないか?

といわれそうだが、手放す時に全く違う次元の値段に

なってしまうので、要注意のポイント。

例えば、購入するときに、見た目も値段も同じぐらいの

2つのルビーがあったとして、

一方が、天然無処理、もう一方が加熱処理など人為的に

美しさを改良しているものだとしたら...

それを手放す時には、処理の有無しだいで100倍ぐらいの

価格差になる。

処理をしているルビーに、いい値段がつくことはない。

1万円か、100万円か、だから重要な話。

さて、そのルビーの品質判定、肝の部分である処理の有無

をどうやって見分けるのか?

私たちプロは、ルーペを使ってインクルージョン

(内包物)を観察し、処理をした痕跡があるかどうか? 

天然無処理のインクルージョンかどうかを見分ける。

モリスは、20年前からルビーの加熱処理を自社で行い、

顕微鏡拡大検査、インクルージョンの撮影を行ってぃた

経験から、処理の有無を見分けることができる。

慣れていないとすこし難しいかも知れないが、

加熱処理する前のインクルージョンと、加熱処理後の

インクルージョンの変化とは、どのようなものか?

例をご覧いただきたい。


これは、ミャンマー産ルビーによくみられる

カルシウムの結晶。切り株状に見えることから

「スタッビィ状結晶インクルージョン」と呼ばれる。

このルビーを摂氏600度で5時間加熱すると

下記のような変化が見られた。


ご覧のとおり、結晶の周囲にテンションクラックと

呼ばれる破損の跡がハッキリと確認できる。

これは、カルサイトと思われるカルシウムの結晶が、

融点1380度(800度ぐらいで分解が始まる)に対して

2070度まで溶けないルビーの中で膨張し、カルシウム

結晶周辺の結晶にストレスがかかり、破損した跡と

考えられる。

モリスでは、処理の有無がルビーの価値に大きな影響を

与えることに注目したのが20年前。

顕微鏡拡大写真を撮って、今では4万石以上の

データベースがあり、それを基に、モリスルビー

品質保証書を作成している。

その品質保証書には、インクルージョンの写真が

添付されているので、お持ちの方は、保証書

ページ右側の写真をご覧いただきたい。

人間でいうところの指紋のようなもので、そのルビーの

個性として楽しんで欲しい。

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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

公式サイト: https://www.morisruby.com/

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