ルビーの需要と供給のバランスについて…
美しく、希少で、経年変化が無いのが宝石の定義。
インターネットの無かった時代は、今よりも世界は
情報が少なかった…だから、実際に世界にどれだけ
あるか? また、どれだけ人気があるのか?
マスメディアの言う事を信じるしかなかった。
だから、誰もが知っていること(=知名度が高い)で
消費者が、「有名だから大丈夫だろう…」と自らが、
その宝石の価値を調べることなく商品を購入していた。
告知することで知名度を上げて需要をつくり出し、
たくさん供給する。
たくさん供給することで、また知名度が上がっていく。
大量生産 ✕大量販売 = 大きなビジネスを展開してきた
のが、これまでの宝石ブランドビジネス。
同じように100年前に起こった。
人工的に合成に成功し’「おフランスのルビー」として世界、
特に日本とアメリカに大量に人工合成石が売り出された。
その時は、時代的に西洋をコピーして追いつこうとして
いた時代、当然、どこにある国か分からないビルマ
(現ミャンマー)産よりフランス産の方が安心できたのだろう。
100〜50年にルビーとして買っただろうルビーに多い。
でも人工合成したモノは、どれだけ豪華な装飾がされ
ていても、オークションに出品すらできないだろう。
もし、それが同じような美しさ、大きさのモノだったら、
そして「天然無処理で美しいミャンマー産ルビー」で
あったなら、例えば1g(5ct)のジェムクオリティで
あればオークションで1億円を越える…だろう。
同じように見えても…
買う時に同じ名前のルビーだったとしても…
どんなブランド名がついていても…
インターネットが発達して、誤魔化すことができなく
なった時代の現実。
人工合成石は、人為的に数量が増やせるので、時間と
共に希少性は下がっていくから、当たり前の話しだが、
人編は、利益が出るから止められない。
50年前から商業的に始まった加熱処理をして美しさを
改良したルビーも近い将来は、人工合成石と同じ運命を
辿るだろう。
人が供給量を増やし続けるから… そのうち、
需要とのバランスが崩れ、商業的な価値が無くなり、
宝石としての価値も無くなり、流通しなくなる。
その証拠に、モリスがルビー専門で創業した20年前には、
「ルビーは一般的に加熱処理している」と鑑別書に書いて
販売されていた時代。
天然無処理で美しいミャンマー産のルビーの存在は、
ほとんど知られておらず、人為的に加熱処理をして
美しさを改良していた商品ルビーに埋もれて
本来の価値が分からなくなっていたが、インターネットで
処理の有無が、ルビーの価値に大きく影響する事が伝わる
と、天然無処理で美しいモノの値段が上がり、対して
人為的に美しさを改良したモノの値段は下がり続けている。
…当たり前のことだが…
これからも食料品や日常生活必需品などの消費財に
ついてはブランド価値は、その「知名度の高さ」は重要
であることに変わらないと思うが、貴重品に関しては、
特に経年変化の無い宝石の場合は、
(ルビー、エメラルド、サファイア、ダイヤモンド)
手放す時のことが、問われる時代になるだろう。
モリスの使命は、伝統的に人が大切にし受け継いで
行くべき宝石とはどういうものかを伝えて、
宝石文化を再構築、京都から世界に発信していくこと。
だから、今後も天然無処理で美しいルビーだと保証できる
ものだけをお届けしていきたい。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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