本来の存在価値という視点でみたときの宝石ルビーは、

天然無処理で美しいミャンマー産のルビーだが、

希少性が極端に高かったためにいつの時代も供給量は少ない。

いまから約50年前から、商業的に処理をして美しさを

改良したルビーが一般的なルビーとして販売される

ようになり、ルビーは特別な宝石ではなくなった。

ダイヤモンドを天然無処理で美しい…などと表現しない

ことでもわかるはず。

ただ、インターネットで情報が多くなった時代、同じ

ルビーを探すなら天然無処理で美しいミャンマー産のルビー

を探すようになるだろう。

販売するセールスマンは、何でも良いことを言うはずだが、

インターネット上では、そのルビーが、どのくらいのの値段で

売れるか? という情報も流れて行くだろう。

インクルージョンの写真も記載されていないような

分析結果報告書にNo indication of heating.

とコメントしているモノを「非加熱ルビー」と、あたかも

誰かが保証しているかのように販売されているが…

それも自然と無くなるだろう。

天然無処理であることは、宝石として大切な条件。