現ミャンマーのモゴック鉱山で。19世紀後半から
20世紀前半のイギリスのアンティークジュエリーに
使われているルビーは、そのほとんどがミャンマー、
モゴック産のルビーで、この時に採掘されたモノ。
しかし、その会社は、設立からわずか20数年で、
破産している。
理由は人工合成石の登場。
その時にイギリスと鉱山の採掘権を取り合いして
採掘権取得を逃したフランスが、1908年に
ベルヌイ博士の人工合成ルビーをフランス産の
ルビーとして売り出した。
天然、人工石の区別をつける前の時代だったので、
それは、どこかわからないビルマよりも白人の国
フランスの方がブランド価値が高かったのだろう。
イギリスが輸入する天然ルビーの価格が一瞬で
大暴落し鉱山会社は破産。
ルビー鉱山から撤退していった。
イギリスがミャンマーから撤退したあと…
40年ぐらいして、天然ではないこと、また、
イギリスがミャンマーから撤退したあと…
40年ぐらいして、天然ではないこと、また、
人の手で数が増やせるため、時間と共に希少では
なくなり、人工合成ルビーは、宝石としての価値を
失った。
宝石の価値を支えている大きな要素が、「希少性」
なのに、商業的に数を増やすと、世の中に数が
増えて、希少性が低下してしまう…。
宝石は、次の世代も考えて価値判断しなければ
ならない…と改めて感じさせられる。
宝石の定義は、「美しい」「希少」「経年変化なし」。
モリスルビーは、定義にあったルビーでありたい。
写真は、百数十年前のルビー鉱山で成功した家族。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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