明治から大正時代には、ルビーが着物に似合う

宝石として、日本に上陸した。

「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」

と国家として西洋化を進めた明治時代…

刀をおいて、着物から洋服に着替えて、見た目は、

西洋人のスタイルになったが、西洋人が一番大切に

していた宝石文化は、教えてくれなかった。

photo:01

ただ、この時代のルビーのほとんどは、

フランスのヴェルウイ博士が発明した人工合成ルビー。

日本人が、爆買いしたルビーは、その当時に、

天然ルビーよりも高く売られた「おフランスのルビー」

だっただろう。

ビルマ産(ミャンマー)ルビーよりも西洋の方が価値が

高いと思ったのだろう…その時、イギリスは、一生懸命に

ミャンマーの鉱山でルビーを探していたのに日本は

知らなかった。

今では、人工合成石は「宝石として」

売買してはいけないルールがあるが、その時は、

人工合成石も天然ルビーも区別されていなかった

ので、見た目に完璧な人工合成石が重宝された。

東南アジアのどこにあるかも分からなかった旧ビルマ

のルビーよりもブランド価値が高かったはず。

宝石文化があって、お宝ルビーを苦労して探していた

欧州の宝石商からすれば、素人の日本人は都合の

いいお客さん。天然ルビーを売るわけがない。

結局、見た目が立派で、舞踏会で見栄えがすれば

それで良かったのだから…。

今現在、人工合成したルビーは、1ctあたり数百円。

あれだけ大枚をはたいて買ったルビーは、資産性なし。

…もし、その時に、爆買いしたルビーが天然無処理で

美しいルビーだったとしたら…

100年後の今、日本は「宝島」になっていただろう。

それから100年経って、世界に誇れる宝石文化を

発信する時代。

モリスは、アジアの特産物であるルビーをアジアの

ブランドとして発信して行きたい。

************************************************************
ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

公式サイト: https://www.morisruby.com/

************************************************************

#ruby#gems #gemstone #sothebys #japan #research #ring #culture#europe#treasure #mensjewelry #mens#diamond