ルビーとその他の宝石の価値を見分ける際に

重要となってくるのが、伝統と慣習、歴史的に

どの様に認識され、どの様に使われてきたか?

「場所と時間を越えて」価値を伝える宝石に

とっては、100年など一瞬の話。

色のついたダイヤモンドもホープダイヤ(青)や

カリナン(英国王室)など有名な逸品はあるが、

歴史的には、ルビーは別格。

なぜルビーが宝石の中で最も価値が高いのか?

ルビーの価値を裏付ける話。



モーゼが、虐げられていたユダヤ人を連れて

エジプトを脱出したストーリーから始まる

旧約聖書「出エジプト記」には、エルサレム

の祭司のために胸当て(タリスマン)お織りなさい…

とあり、それに飾る12個の宝石の記載がある。

第一列目には、

ルビー、トパーズ、エメラルド

第二列目には、

ざくろ石(ガーネット)、サファイア

ジャスパー、

第三列目には、

オパール、めのう、アメシスト

第四列目には、

藍玉、ラピスラズリ、碧玉をつけること。

それぞれにイスラエルの12部族の名が

彫られているのだが、ルビーが一番先頭に

並んでいる意味は、

「知恵は、宝石(ルビー)よりも尊く、貴方の
望む何物も、これに比べるに足りない」
(箴言3章15)「だれが賢い妻を見つける
ことができるか、彼女はルビーよりも尊い」
(箴言31章10)

など、重要な宝石だったから。

ダビデの子でありイスラエルの王であった

ソロモンの教訓である「箴言(しんげん)」

として登場している。

その当時から最高の宝石として認識されて

いるのが宝石ルビーであり、書に記述があり、

と宝石の頂点であったことが分かる。

とにかく歴史の長い宝石ルビー。

ルネッサンス期にも、宝石の中で一番価値が高い

のが、ルビー、二番目がエメラルド…とされて

いたのも偶然ではないはず。

画像は、ミャンマー政府鉱山省MGEの建物

の中に飾ってある絵画で、ルビー探しに

ミャンマー(ビルマ)に来た欧州人と

それを見せるミャンマーの高官の絵画。

欧州では、聖書などにルビーが最高の宝石として

登場するのにもかかわらず、美しいルビーが

産出しないので昔からルビーを探しにビルマに

訪れていた。

1400年代には、旧ビルマ(現ミャンマー)にルビー

鉱山がある…とポルトガル語の書物があると

Dr. Ted Themelisの説。

ルビーは「宝物」であり、利ざやを稼ぐために

道具になって欲しくないが、資産保全ができる

だけの分厚い歴史があるのも事実。

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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条

公式サイト: https://www.morisruby.com/

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