宝石として価値の高い天然無処理で美しい
ミャンマー産ルビーは、とても高額。
だから、そのままでは商品として使えない
原石に人為的な加熱処理をして品質を改良
して商品として流通させる動きは古くから
あった。
古くからあったのだから、処理していても
良いのではないか? という人もいるが、
それは、商品として売る側の都合であり、
ルビーを持つ人の立場からみれば、そうではない。
人の手によって数が増やせるものは、時間と共に
希少性が下がって行くから。
世代を越えて受け継いでゆくルビーが仮に、
処理されていたとすれば、宝石としての価値は、
期待しない方がいい。
自動車などの使うもの(一部のクラッシックカー
は別だが)は、時間と共に使用価値が低下して
買い換える事になるが、ルビーの場合は違う。
経年変化がないルビーは、たとえ処理していたと
しても何百年後も同じ姿で残る。
だから、売れるからといって、人の手で数を
増やし続けると、いずれ供給過多になり、需給の
バランスが崩れて、値段がつかなくなるということ。
受け継ぐ時には、第三者の鑑定できる人の眼に
触れると思うが、その時に…
「~千万円で譲って欲しい」と言われたら…
これから受け継がれる人は、喜ぶはず。
逆に、価値が高いと思っていたルビーが、
「これは処理をしているので価値はほとんどない」
とコメントされたら…どうだろうか?
「思い出や気持ちがこもっているから」という
人もいるが、宝石としての価値は低い…といった
瞬間に、ガッカリする。
実際にあった話...「売るつもりはないけど..」と
ご自慢のルビーを見せてくれた時のこと...
持ってきた時は、大切そうに箱に入れていたルビー
をキレイだけど、私は買う値段はつけません...と
言ったら、「なあ~んだ...」と粗末にポケットに
ポイッ入れて帰った人もいた。
だから、処理をしているか、していないか?
を見間違えると、手放すときに100倍ぐらい
の値段の差になる。
という事で、探す時には、まず天然無処理で
美しいことをしっかりとチェックしたい。
さて...モリスは、なぜ天然無処理だと保証証
をつけられるのか?
それは、原産地からしっかりと管理して
お届けするトレーサビリティスと自社で
処理の有無を見分ける研究を続けてきたから。
下記の写真は、自社で機器を使って熱処理実験した
時のモノで、処理の前後の内包物の変化を顕微鏡で
観察、撮影した。
この実験を繰り返して、見分けられるようになった。
実験例を紹介しよう。
このインクルージョンの変化の写真は、米国GIAの
カールズバッドにある研究所にサンプル提供し、
加熱処理前後の違いを撮影してもらったもの。

この3㎜の厚さにカットしたルビーを
600度で5時間加熱した…
色が若干明るく改良されたが・
内包物(インクルージョン)には、変化があった。
この結晶が、
白濁した。
この他にも変化は数点ある。
このように、モリスでは、変化する前と後の
インクルージョンの熱による変化を見て、
加熱処理の有無を見分ける手がかりにしてきた。
モリスは、既に50,000石以上のインクルージョンの
写真を20年以上に渡って撮影し続け、処理の有無
を見分けるノウハウを構築したというわけ。
それだけ、大切なポイントだから。