ルビーの品質を見分ける第一ステップは、
① 宝石の種類(赤いモノにも色々ある)
② 原産地(ミャンマー産、タイランド産など)
③ 処理の有無(ルビーの場合多いのが加熱処理)
を見分けること。
この3つは、鑑別技術が必要だが、それだけでは、
そのルビーが高品質なのかどうか? は分からない。
次は、④ 美しさ について、
色相、透明度、鮮度、多色性の程度、形、
色ムラ、美しさを邪魔する内包物の有無、
蛍光性の有無などを観察するのだが、
一番手っ取り早いのが、上記クオリティスケール
を使うこと。
S, A, B, C, Dの5段階で、Sは、輝きがあり特に美しい
もので、Dが美しさに欠けるもの。
続いて⑤ 色の濃淡は、ズバリ色のトーンのこと。
最も良いとされる色のトーンは、6と5のマスに
入るもの。
そして、美しさと色の濃淡を表すクオリティ
は、市販されている「宝石」(世界文化社)に、
ルビーのスケールも記載がある。
以前は、JBSで資格試験をしていたが、
現在は、東京にある日本宝飾クラフト学院で、
講座がある。 宝石品質判定講座
私も創業当時に学んだとても便利なモノサシ。
上記のクオリティスケールは、モリスが、
ミャンマー最北部のルビー鉱山である
ナヤンで採掘したルビーをクオリティスケール
上に並べたもの。
そして、このスケール上の
美しさ S, A / 6, 5を4マスに入るものをジェム
クオリティとして、最高級品質とし、
美しさ S, A, B / 7, 6, 5, 4のマスに入るもの
をジュエリークオリティ。
それ以外をアクセサリークオリティに分ける。
このルビーを3段階に分ける作業はとても重要
であり、とても使い易い。
逆にこれ以上細かく分類していくと、ツールと
して使い難い。
ちなみにモリスでは、原石もこのクオリティ
スケールを使って品質を確認している。
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ルビーブランド Mori's ruby(モリスルビー)銀座/京都三条
公式サイト: https://www.morisruby.com/
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