天然ルビーには、産地は色々あるが、

大きく2種類に分けられる。

古い時期に結晶したとされる玄武岩起源

のものと、ミャンマー産ルビーに代表

される約2000万年前に結晶した、新しい

接触変成岩起源のルビーの2種類。

下は、色々な産地のルビーを並べた写真。



普通の光源では、慣れていないと見分ける

のは難しいが、紫外線域の光を照射すると…



接触変成岩起源のルビーは、蛍光性が強い

のが分かる。

ルビーを赤くしている着色要因には、

クロム、鉄、バナジウムがあるが、その中の

クロムが反応している。

この蛍光反応は、産地を見分けるのに便利。

普段の光源では、分かりにくい部分だが、

アフリカ産やタイ産、インド産などと

比べてミャンマー産が特別な扱いをされる

理由の一つに強い蛍光性があり、一度、

この蛍光性を見たら… その神秘的な輝き

の虜になってしまう。