もし、自分がルビーのオーナー

になる人だったら…と考えたら

無処理で美しいことをしっかりと

チェックしたい。

…という訳で、モリスでは

処理の研究を続けている。


自分たちで機器を用意して加熱処理

し、処理の前後の変化を顕微鏡で

観察する。

これで、90%以上はルーペで

見分けられるようになった。



この3㎜の厚さにカットしたルビー

を600度で5時間加熱したら…



こうなった。

そして、内包物

(インクルージョン)は…



この結晶が、



この様に変化した。

私たちは、この変化する前と

後をデータ化して、加熱処理

の有無を見分けている。

しかし、モリスルビーは、原産地

採掘の現場から関わっているので、

インクルージョンを観て処理の有無

を見分ける必要性は低いが、万が一

の時に備え、無処理では美しさに

欠ける原石を使って加熱処理実験...

あくまでも、自分達の眼で

処理の有無を見分けられる

ようになりたかったから。