宝石ルビーが一般人が持つことが


許されていなかった時代を経て...


貨幣経済の発達と共にルビーは


商品として取引されるようになった。


1500年代のことだと考えられる。


そして...欧州の産業革命から


高嶺の花からお金持ちのシンボルの


なっていったルビー・


1908年には、フランスからベルヌイ法


による人工合成石が本物のように


販売され、世界中に広がったため、


ルビーは価値のない宝石…


となっていった。何しろ、その当時


は、人工合成技術など一般には


知られておらず、人の手によって


大量生産できるものが宝石として


販売されたのだから...。


それから100年経って、見分ける


技術、そしてインターネットによる


情報開示によってルビーには、


本来の価値を持つ(天然無処理で美しい)


ものと、そうでないものがあること、


価値の高いルビーは、世の中にごく


僅かしかなくてダイヤモンドと


比較してもルビーの方が希少性が高く、


宝石としての価値が高いことなどが


広く知られるようになった。


対して、人工的なルビーの資産価値は


ちに落ちた。


高度経済成長期に皆が買うのが


人工合成ルビー、それが宝石ではない


ことが分かってダイヤモンド...、


成熟社会になって見直されるのが


宝石ルビーの価値。


要するに、宝石ルビーが文化をつくり、


商業的に強い(数量的に多い)人工合成石


が広まり、次にダイヤモンドが広がり、


マーケットに過剰供給され需給のバランス


が崩れて...


また落ち着いたら、もとのルビーに戻る...


米国も日本も、最近の中国もその様な


傾向にあるが、古くはルネッサンス期


から産業革命の時代の欧州も


そうだったかも知れない。

 

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