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左側が、ルビーの原石。

右側が、レッドスピネルの原石。

ミャンマーの同じモゴック鉱山で

漂砂鉱床では、同じように

出てくる。

ながらくイギリスのインペリアル

ステートクラウンにブラック

プリンス(黒太子)のルビーと

思われていた宝石が、実は

スピネルだった、という話は

有名だが、同じ場所で同じ母岩で

育つため、よっぽど慣れて

いないと見間違う。

見分け方は、ルビーは、太陽光線

にかざして動かすと角度によって、

オレンジ色とピンク色の2色に

分かれるが、スピネルは変わら

ないということ。

(ルビーは、結晶の軸に対して

横方向からの二色性がある)

よくミャンマー産ルビーなのか、

または、その他の産地なのか?

ルビーの産地を見分けるときに

635nmの長波の紫外線を当てて

鑑別するが、このスピネルも

赤く反応するので注意が必要。

スピネルも美しい宝石であり、

ルビーと違う点は、ルビーの方

が硬いということ。