宝石といえば一般的に


ダイヤモンドが有名。


15世紀まで宝石として


認識されていなかったが、


16世紀にカット研磨技術


が見つかり宝石の仲間入り


したあと、その硬度の高さ


と屈折率の高さによる輝き、


そして19世紀から始まった


産業革命とそれに伴う貨幣


経済の活発化と共に宝石が商品


として広く流通するように


なった。


天然無処理で美しい原石が豊富


にあったからダイヤモンドを


中心として宝石が一般大衆化して


いった。


希少性が高すぎて商売にならない


宝石だったルビーが、商業的に


デビューしたのが、フランスから


販売されたベルヌイ法による


人工合成石であり、本物のように


販売され、世界中に広がった。


ダイヤモンドが天然無処理が


普通だったのにルビーは合成石で


有名になっていった。


ほどなく、珍しい宝石では


なくなった。


その上に、今から45年ほど前から


今度は、そのままでは使えない


美しさに欠ける原石を加熱する


などの処理をして、美しさを改良


されたものが、これまたルビーと


して大量に販売された。


市場に「ルビー」という名前の


商品の数は増え続け、ダイヤモンド


は宝石で、ルビーは紛い物...の


ような扱いをされていた、今から


20年前。


モリスはその頃に創業したが、


インターネットの力によって


情報開示ができるようになった


ことが良かった。


天然無処理で美しい宝石本来


の価値を持つものと、合成石や


処理石など、そうでないもの


があることが知られるように


なった。


また、高度経済成長期のように、


どんどん消費をすることが良い


こと...という時代も終わった。


人間最優先で便利にするために


どんどん伐採したり、採掘する


時代も終わりつつある。


私は、成熟社会になって見直さ


れるのが世代をこえて価値保存


していく美しい宝物だと思う。


宝h、自分たちよりも長く、


この世に残って、持った人の


メッセージを世代をこえて伝えて


くれる文化財。


高度経済成長中に宝石のシンボル


であったダイヤモンドと


経済成長が終わったあと、デフレ


の時代から価値が見直された


天然ルビー、それも無処理で


美しいルビーだけを専門にする


ブランドは、小さくても世界に


一つだけのはず。


しっかりと品質を保っていきたい。


モリスルビーのホームページ