シンギュラリティカットの

ルビーのコンセプトは、

原石が輝いてくれるように

私たちは、磨くだけ…

人間が作り出す作品の材料

として原石ではなく、

人間中心の価値観から

地球中心の価値観を表現

したい。

今まで私たちは、効率化を

考えて、便利に、早く、

技術力を活かして大量生産、

大量消費を進めてきた。

ジュエリーも同じ様に、

同じ形のものを大量生産する

ために、効率化が求められた。

宝石も同じ形にカット研磨

すれば、ジュエリー加工に

手間がかからない。

キレイに見えるから

パッと見て分かりやすい。

いいカットは、左右対称… 

シンチレーションを最大

に…と言いながら、

何千万年、何億年かかって

育まれた結晶を削って行く。

削られた部分は二度と再生する

ことはない。

これまでは良かったかも

知れないが、母なる地球の

資源は無限ではない...と分かった

私たち。

美しいモノは、きれいに磨いて、

次の世代に受け継いでゆく

のが当たり前の姿で、美しい。

鉱山で、果てしない宝探しを

させて頂いたのも、この感覚を

感じるためだったのか?

最低限の研磨で美しさを引き出し

たい。100年後にはもっと上手な

職人が現れるかも知れないし、

もっと高度な技術があるだろう。

モリスは、シンギュラリティ

カット(ポリッシュ)という新しい

価値観を訴えて行きたい。