貴族と思われる男性が、女王に
求婚しているのだろうか?
絵画の右側には、女性と子供たち、
右側には、男性たちに別れていて、
男性は、ルビーを着けていない。
尚且つ、女性がティアラではなく
ルビーのクラウン(王冠)を着けている
ことから国王であることが分かる。
ルネッサンス後期、豪華王と呼ばれた
ロレンツォ メディチ以降のダヴィンチ、
ミケランジェロ、ラファエロの絵画には、
センターストーンがダイヤモンドに
変わっている。
ロレンツォの祖父であるコジモの時代は、
絵画でもルビーは最高の宝石として表現
されている。
それまでは、宝石は、神様、
神様の様な人、国王など、
特別な人の持ち物だったが、
この時代以降、銀行もできて
貨幣経済が発達し、お金儲けが
上手い人たちが権力を持ち宝石
を購入していった。
宝石が、特別な人の象徴から
お金持ちの象徴に変わって
いった時代の流れは、
ルネッサンス期前後だろう。
ダイヤモンドでは、宝石の歴史は
分からないがルビーから見ると…
よく分かる。

