ルビーの中にある他の結晶。

アパタイトというカルシウム

が主成分の結晶。

私たちが、この結晶と内包の

仕方を見ると、このルビーが

ミャンマーで生まれたモノだと

いうことが分かる。

宝石は、結晶するときの環境

によって内包物や成分が

少しずつ違う。

この結晶の主成分カルシウム

が岩石だった頃は、下の写真

のような大理石で主成分は

カルシウム。



鑑別の観点では、内包物の種類

によって産地を見分ける…と

言う話で終わってしまうが…

この大理石の中で育ったルビー

の中に、母岩が結晶化したモノ

が内包されている…

「母の結晶がルビーの中にある」

その様を見ていると、

地球全体がつながっているように

感じる。

そして、その白い母岩は、元々

太古に生きたサンゴや貝などの命

と関係している(太古の堆積岩が

変性して大理石になる)ことが

分かると、ルビーが育つときの

壮大な時間を感じながら、人も

ルビーも何かに育てて貰った

地球の子供だということ。