宝石といえばダイヤモンド...
これが一般的。
でも、歴史を調べると、
そうではない。
はるかに高い価値があった。
古くから宝石として大切に
されてきた。
ルネッサンス期の絵画を見ると
興味深いことがわかる。
ボッティチェリの時代までの絵画
とミケランジェロ、ダヴィンチなど
の時代の絵画に象徴として使われて
いる宝石が変わっている。
ルビーからダイヤモンドに...
コジモ.デ.メディチの時代と
ロレンツォ.メディチの時代の話。
フィレンツェへ行った時に
ヴェッキオ宮殿とウィフィッチィ
博物館の絵画を見てそう思った。
ルビーを最も大切にしたコジモと
芸術家をサポートするために散財
したとされるロレンツォ。
財産としてのルビー売られたとしたら...
さて...
希少性が高く、伝統的な高い価値が
認められていたことは、色々な書に
残っている。
例えば、旧約聖書の…
「人の知恵はルビーにも勝る」
という記述もそう。
という記述もそう。
大切に崇められてきた宝石だと
いうことに異論はないはず。
だから、ルネッサンス期を境に
ルビーの歴史は、似た物を
作ろうとした歴史になっている。
1830年代(日本では江戸時代)には
ルビーの人工合成技術が発見されて
いた。(合成成功は1887年)。
最近、人工合成ダイヤが問題に
なって騒がれているが、ルビーの
人工合成石問題は100年以上前の話。
私のあくまでも仮説だが、歴史上
一番大切にされた宝石ルビーが、
普通の宝石に成り下がったのは、
産業革命以降、商業的に人工合成石、
その後の加熱処理石たくさん売れた
から。
ルネッサンス期の1ctのルビーの
値段は、市民の年収の400倍だった
そう。
(名古屋市立大学守誠客員教授著書による)
よく似たモノが、ホンモノのルビー
の何千倍も存在したら、それは価値が
あるのかどうか分からなくなる
のは当然。
あなたのルビーは、
もしかしたら天然無処理…
本物かも?
本物かも?
たまに見かけます。
(なぜたまに日本にあるのか?
...またの機会に...)
ご興味がある方は、モリス銀座店
か京都三条本店まで問い合わせを。