天然無処理で美しいルビーの端の生地不足

ルビーを研磨している最中。

削り過ぎるともう元には、

戻らないので、研磨作業は慎重に

相談しながら進める。

写真の生地不足(ぽっこりと記事が

足りない部分)は、残すという判断。

自然の凹みを残す判断をすれば、

「このルビーはキズがついている」

と、お客様に説明するのが大変なので、

きれいにする方が簡単。

でも「こだわりの～カット」などと

表から見えない部分まで落として

しまうのは、どうかと思う。

それは、加熱処理をして美しさを

改良したものや人工合成したモノで

やって貰いたい。

ルビーを見る時に…なぜ、

このモリスルビーの端っこは、凹が

あるのだろう…と思った時は、

天然無処理で美しいルビーは、

0.1ctセーブする為に知恵を絞って

いる事を思い出して欲しい。