小さいとバカにしてはいけない…

ルビーは、小さくとも力持ち。

1gに満たないルビーが、フェラーリ

よりも高額になる。

なぜ、そんなに高額になるのか?

下はルビーを産出するモゴック鉱山。

最近では、ミャンマー政府が許可を

出して観光地のようになっているが、

ルビーを長く産出してきた世界的に

有名な鉱山。

これだけ広いルビーの鉱山で

天然無処理で美しい宝石質の

ルビーは、年間で、手の平サイズ。

(信じられないと思うが...)

母なる地球からの贈り物と人が

作り出せるモノの違い。 

限りあるモノ、受け継ぐべきモノの

代表格が宝石ルビー。

希少性の意味は、一世代の人間の

感覚では、感じることはできない

のかも知れない。

しかし、歴史的なジュエリーを

見ていると分かることがある。

王冠やティアラにルビーは重要な

宝石として使われていたはずだが、

現物は残っていない。

枠から外されて、次の人が使った

からだ。

CHAUMETの展示会でもあれだけ

たくさんのティアラが展示されて

いてもルビーのモノは残っていな

かった。受け継がれたからだ。

現在、ルビーといえば商業的なもの

(処理をして美しさを改良したもの)

が主流であり、受け継がれて価値

を増していくモノはないだろう。

だから、宝石文化が必要だ。

何を受け継ぐべきか...分からなくなるから。