$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森
人は「原人」の時代からジュエリーを

使っていたという形跡がある。

約十万年前に中国の周口店で

暮らしていた「北京原人」の

遺跡から(装飾品)ジュエリーが

出土している。

遺跡の発掘で、動物の牙や爪、

また貝類を首からぶら下げて

いた形跡が見つかっている。

時代は、まだ石で作った武器などを

作って戦っていた旧石器時代。

とくに夜の暗くなってから襲って

くる虎やオオカミなどの大型肉食動物

は脅威だったのだろう。

暗闇に光る目は、自分たちの

命を狙う化け物のように見えた

ことだろう。

さて、ジュエリーの起源ですが、

自分たちが倒した動物の

牙や爪を、自らの首にぶら下げたのが

最古であると言われているが、

最も恐ろしい大型肉動物の牙や爪を、

それも襲ってくる時に狙われる、

自分や大切な人の首にぶら下げる…

というのは、どういう心境だったの

だろうか?

倒した動物の力で守ってもらおう

とした「御守」だったのか?

人間にはない、牙や爪を持つ動物と

必死に戦って、生き残ってきた原人

のみが知ることだが…

写真は、日本のヒスイの勾玉だが、

手に取ってみると何となく
(糸魚川から伝わるもの)

動物の牙に見えてくる。

日本の翡翠は、魂や胎児の姿だと

いう説もあるが、

動物の牙、爪のモチーフかも知れない。

どちらにしろ、人がジュエリーを

着け始めた理由には、

精神的な価値があったことは確か。