ルビーは、アンティークジュエリーの

動物のモチーフの目の部分に使われる

ことが多い。

写真は、かわいいフクロウのモチーフを

用いたエイグレット。

エイグレットとは、19世紀後半から20世紀

前半にそれまで、貴族の女性が着けていた

ティアラに続く、頭に装着するジュエリー

で、羽の形をしたものなどがある。

ワンポイントでルビーとサファイアが

使われているが、目の部分はやはりルビー。

「ティアラ展」の解説書には、下記の

ように記されていた。

(本文引用)
ウィロビー家のフクロウのエイグレット
金/銀/ルビー/サファイア/ダイヤ
モンド 
イギリス製
個人蔵
1860年頃
。。。フクロウはウィロビー家の旗印で
あり、一族から出たミドルトン男爵の
夫人たちがこのジュエリーをティアラと
して、あるいはストマッカーブローチ
(ドレスの腹部につける大型のブローチ)
として着用した。一族の紋章を表すジュ
エリーを所有しているイギリス貴族は他
にもいるが、この作品はその素晴らしい
品質とフクロウの気まぐれな印象によっ
て、際立ったジュエリーとなっている。
(引用ここまで)

動物をモチーフにしたジュエリーの

目の部分にはルビーが使われていること

が多いのは、この時代だけではない。

やはり小さくても存在感があるから

なのか?