私たちは、ミャンマー産の無処理で

美しいルビーが専門の宝石商なので、

時々、お客様の自宅にある赤い石の

鑑定依頼を受けることがある。


「良いモノなんだと思うけど、
                                     見てくれますか?」

という感じで。

人工合成ルビーから、プラスチック、

ガラス…など色々な赤いものも。

さすがに、ガラスやプラスチックには、

宝石鑑別書もついていないが、でも、

鑑別書が付いていても

「天然のルビー」だという事がわかる

だけで、そのルビーの価値はどこにも

書いていない。

鑑別機関は、あくまでも客観的なデータ

から、

1)宝石の種類…ルビーかどうか?

2)原産地(データより推定)

3)処理の有無(データより推定)

上記の三点を推定、その結果報告書。

価値を表すものではない。

モリスは、鑑別機関ではないので、もし

そのルビーをモリスが買うとしたら…

と私がいれば、その場で買取価格を提示

する。

結局、その宝石が値打ちものかどうかは、

将来的に手放す時にわかるということ。

少なくとも、宝石を購入される時には、

その宝石商に、品質を保証する書類を

貰っておかれた方が良いだろう。