モリスは、創業してから18年経ってやっとスタート

した。

最初は、3年もすれば準備ができると思って

いたが、日本に伝統的な宝石文化がないことを

知らなかった。

素人だった私は、宝石は、自動車や不動産のように

お金に換えられると、だから高い、と思っていた。

大きな勘違いだった。

だから伝統的な宝石文化を持っている西洋がよし

とすれば日本でも良い...となる。

西洋のお客さんに売るしかない...が、簡単ではない。

結局、西洋の壁を破るには、鉱山を採掘する必要が

あったし、自分達で加熱処理の実験もしたし、

50,000個以上のルビーのインクルージョンを顕微鏡

写真を撮りつづける必要があった。

宝石ルビーに強くなること...。

ニューヨークのサザビーズで、イギリスやアメリカの

お客さんが、どんどん競ってくれたことで、

何とかスタートがきれた。

最初は、緒先輩方から「宝石の資産性」など

宝石とアクセサリーのように、購入したら100万円

しても、それで終わり。手放すときのことは誰も

気にしない。

それは、やはり宝石らしくない。

モリスは、宝石文化をつくりたい。